君に似合う花 (ページ32)

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work ページ32

「ということだ。正直Aにはさせたくない。というのが俺個人としての意見だ。」

『………』

「考える時間はある、3日後に返事をしてくれ、」

『了解しました。』

首領からはやはり、仕事を頼まれた。

でも、それは私がやったことの無いもので。

いや、避けて通ってきたもので。首領はあぁ言ってくれたけれど、いつかしなくてはいけないものだった。どうしたらいいものか、まだ分からない。

首領は、他の連中に言うのも自由だ、と言っていた。けれど、言えば必ず蘭さんは止めてくれる。気がした。確信はないけれど。

だからじっくり、3日後までに返事を出そう。そう思って部屋を出た。

「Aちゃーん！おかえり〜！」

首領の部屋から出ると、蘭さんが一目散に駆け寄ってくれた。

首領の話があって、さっきのことはもう頭の中から抜けかけてる。

「A。こっち来いよ。」

ココさんに手招きされ、私は大きなソファに座った。

ふかふか。。

『ありがとうございます…。』

でも何をしても、首領からの仕事が頭をよぎる。

ココさんや、竜胆さんは、何かを察したのか何も言わずにそばにいてくれて、珍しく蘭さんが珈琲を入れてくれた。

ゆっくり考えなきゃね。。