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それから、Aちゃんにバレないようにもハニトラが始まった。まずは接触から、会ってしまえば簡単だった。
今回のお嬢は竜胆よりも俺をご所望みたいで。
寝たら1発だった。
アジトにいたのも。裏切り者としてサヨナラする前に少し夢でも見せてやろうと思い連れてきたんだった。
『これが、まぁ、全貌というか。なんというか。。』
「そ、そうだったんですね。」
でもあの女のおかげでAちゃんがヤキモチ妬いてくれたんだ。
香水臭くても我慢してよかったなぁ…。。
『分かってくれた？』
「とても、、」
Aちゃんは申し訳なさそうに顔を伏せていた。
可愛いの塊すぎる。
『黙っててごめんね。首領からも言われてたんだ。』
「全然大丈夫ですよ、首領からの命令なら尚更です。」
『ほんとにいい子だね。』
「へっ、、そ、そうですかね。」
思い切っきり顔を上げて嬉しそうに言うAちゃんが可愛い。
自分では感情を抑えているように思っているけれど、案外顔に出やすいんだよ、Aちゃん。
『これで誤解は解けたかな…？』
「…はいっ。」
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作者名：しゃけ。 | 作成日時：2021年11月1日 19時
