君に似合う花 (ページ28)

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蘭 side ページ28

「首領からの呼び出しとか、久々だよな、」

『いつも、Aちゃん経由だもんね〜。』

俺と竜胆、前までは何かあると首領からの直接言われていたけれど、Aちゃんが入ってからずっと、Aちゃんが伝えてくれていた。

あの子優秀だもん。

『失礼します。』

「来たか。」

部屋には首領1人だけがいた。

珍し、ヤク中いねぇじゃん。

「2人に、仕事だ。」

首領からは久々のハニトラの仕事をいいわた

『なるほど、ここの組織のお嬢にですか。。』

「怪しい動きがある……と。。」

「そうだ、久々のハニトラになるが頼む。」

『首領、一つ質問いいですか。』

「なんだ、」

『どうして、この案件はAちゃんを通さず俺たちに直接なんですか…？』

「1つ目の理由としては、この組織と関係を持って欲しくないからだ。Aの存在が相手組織にバレれば1発で狙われるのはAだ。」

「たしかに、、狙うにはいいポジションにいるよな。」

「2つ目は、、相手の女にAの存在を匂わせたくない、極力会わせない方向でお願いしたい。」

『なるほど。』

「3つ目は、、俺の口から言わないでおく、」

『……は？』

「あー。。。。」

首領はそういうと、以上だと言い張り口を割らないし竜胆は何かを察してるくせに、俺の口からは言えないと頑なに口を開かなかった。

『2人してなんなんだ。』