東隊VS斉藤隊 第一戦目 ページ33
修side
僕の役目。それは2戦目の作戦を考えること。
ならば僕のすべきことは、
修『今から2戦目の作戦を考えていきます。渡辺先輩は、今のランク戦の東隊の動きの予測をデータ化出来ますか?』
雫『難しいとこだね。でも、なんとかやってみる』
東隊は、隊として既に動きは完成されている。つまり、今の動きさえこちらが理解し、予測して仕舞えば東隊の動きを抑えることが出来るはず。
修『A姉さんは、出来るだけ二宮さんや三輪先輩が沢山攻撃をしてくるように誘導して』
A『攻撃を沢山?、、、成る程。相手の手札を出来るだけ晒すということね』
修『そういうこと。こっちはA姉さんと雫君の動きをあちらは既に把握している。なら、まだ手の内を明かしていない僕や新之助君の動き次第でこちらが有利に動くことが出来る』
雫『だからといって、お前達2人の手札を残したままこの試合を終えるのは難しい。無様な負けも許さないしね。そこをどうするかだよ。あ、辻、三雲そこを避けて。加古さんから攻撃来るよ』
へ?いや、本当に加古さん構えてる。もう少し早く言って欲しかったんですけど!!
辻「修くんっ」
修「シールドっ!」
加古「あら?早い万能手ね。ふふ。流石だわ、渡辺君。けれど、防いでも無駄よ。
メテオラ!」
ドンっ
くっ、やはり加古さんもトリオンが多い。シールドにヒビが!?
辻「シールド!
大丈夫、修くん?」
修「助かりました」
なんとか新之助くんがシールドを張ってくれたお陰で、加古さんのメテオラを防げた。僕1人だったら危なかった。
雫『そこの建物に入って。丁度、砂埃で相手からの視界も気にすることないし。とりあえず、そこで一息つくぞ』
辻/修『了解』
少し大きめな建物に身を潜める。ここなら数分は隠れられるかな。
そういえば、渡辺先輩の言ったとおり僕たちの手札を残したままこの試合を終えるのは無理かもね。、、、なら、新しいことをすればいいんじゃ?
修『あの、たった数分で射手用のトリガーを使えるようになるには難しいですか?』
A『え?射手用って、アステロイドとか?』
修『はい』
A『どうだろう。センスのある人はものの数分だろうけど、それは加古さんのような感覚派だし。修は理屈派だからね。やってみないと、分かんないかも』
無理そうかな。
雫『その案、面白そうだね。丁度いい、そこに加古さんがいる。あの人技術を盗み見しなよ』
そんな無茶な、、、
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:犬塚みかこ | 作成日時:2022年10月16日 1時