三雲修の従姉！？ (ページ10)

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東隊VS斉藤隊　第二戦目ページ10

東side

《戦闘隊活動限界緊急脱出(ベイルアウト)》

！

加古『え、二宮くん？』

まさか先に二宮を倒されるとはな。やってくれるな、斉藤。

月見『どうやら、二宮さんが倒されたのは新トリガーを使われたようです』

三輪『新トリガー、ですか？いつの間に』

そういえば、冬島さんが最近忙しそうにしていたな。だが、開発されて試験されて間もない筈だが。

二宮『グラスホッパーと幻踊孤月。そう、斉藤は言っていました。どちらとも扱いづらそうではありますが、斉藤は上手く活用してます。正直、先程のあいつとは違ってとても厄介です』

月見『どうやら、ほんの数十分前に使用許可の降ろされたトリガーのようです。Aちゃんは試す時間も無く二宮さんを倒しています。どうやら、相当彼女との相性がいいかもしれません。
　新トリガーの情報を3人は提供します』

斉藤と相性のいいトリガーか。二宮の言う通り、今のあいつは本当に厄介だな。月見から送られた情報を見るに、グラスホッパーは機動力を上げるのに特化してる。元々、軽やかな動きで変則な行動をとるからな。相性がいいのは、頷ける。それに、幻踊か。施空と似ているようだが、ブレード後伸びるのではなく変形か。ただ、伸びるだけじゃなかったから二宮は戸惑ったのか。うまく、隙をつけるようになってきたな。

東『加古、三輪。どうだ、すぐに片付けられそうか？』

加古『ごめんなさい、無理そうです。なんだか、三雲くんに上手くかわされているようで』

三輪『自分も同じです。辻を発見しましたが、三雲と同じでかわされています。時間がかかるかと』

成る程。ならば、次に斉藤はどう動くのか。辻や三雲の助けに入るとは考えにくい。簡単な話、距離が遠過ぎる。さらに、2人は斎藤の所へ近づくどころか離れていっている。合流する気はさらさらない。ということは、俺のところに来るかもしれんな。

東『わかった。一応、そっちに斉藤が合流する可能性もある。互いに離れすぎない距離にいて、すぐに応援に入れるようにしておけ。俺も、こちらから出来る限りサポートを行う』

加古『了解』

三輪『了解しました』

東『月見はそのまま2人のサポートを頼む。あと、出来れば斉藤の動きに注意して欲しい。
　二宮、お前は辻や三雲の動きを見て、気になる点があったらすぐに報告しろ。お前はよく、良いところに気づくからな』

月見『了解』

二宮『了解』

さて、師匠らしく弟子に良い所を見せるとするか。