番外編 ページ3
A「今回は番外編です！」
雫「本編が全く進んでないのにね」
A「しっ！それは、言わない約束だよ」
修「えっと、年始の斉藤隊の様子をお送りしたいとおもいます」
辻「興味のある人は、是非見てください！」
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A「あけまして、おめでとう〜」
修「皆さん、おめでとうございます」
辻「あけましておめでとう」
雫「おめでとう」
本日は、1月1日。本当だったら家でゆったりする日なのだが、斉藤隊はボーダー本部の待機任務のために来なくてはなりません。お正月だからこそ、市民のみんなに安心して過ごして貰うため、ボーダー隊員は忙しいのでしょうね。
雫「というか、本当によかったのかい？任務、いれて？」
A「私は全然大丈夫だよ。大体、親戚で集まるのは2日からだし。それに、1日とかはどちらかと言うと新くんと遊んでたりしてたから」
辻「そうだね。何というか、俺らからしたらいつも通りのお正月だよ」
A「ね〜」
雫「相変わらず仲良いね。でも修は、まだ小学生なのにごめんね」
修「いえ、気にしないでください。僕も、お正月は2日からの親戚の集まりぐらいしか予定はないですし。それよりも、嵐山隊や東隊など日頃忙しい隊の方々が休んでくれてるだけ嬉しいので」
そう。斉藤隊が１日に任務を受けた理由は、日頃防衛任務や広報活動で忙しい嵐山隊に休んでほしい、ボーダー1働かせられている東隊にしっかり休息をとってほしいからだ。普段から、小学生の修がいるためか斉藤隊の任務は昼間や休日にいられることが多い。だから、こうやって丸一日の任務はとても珍しいのである。
A「そういう雫くんは？一応、県外の親戚の所に帰ろうと思えば帰れたんでしょ？」
雫「そうだけど。別にいいかなと思ってな。春休みにはあっちに行くし」
正確には、親戚の集まりに参加したくないだけの雫である。
A「あ、そうそう。折角ならってお母さんがお雑煮持たせてくれたよ。給湯スペースで温められるからって。後でも大丈夫？それとも今食べる？」
雫「今はお腹すいてないから、後ででいい」
辻「俺もかな。けど、おばさんのご飯美味しいから楽しみ」
雫「料理上手だよね」
修「僕のお母さんの叔母さんは、おばあちゃんから直々に料理を教えて貰ってたらしいんです」
A「そうそう。みんな料理上手なんだよ〜」
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作者名：犬塚みかこ | 作成日時：2022年12月28日 21時
