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『そんな事言うなよ・・・・・・・余計に殺したくなるだろうが』




蔵場「!!!!」




『・・・・・』

Aに無言で睨まれ蔵場は恐怖で動けずにいた




『やっぱりやめた』





蔵場「え?」




『あんたは私が殺すわけにはいかない、よくよく考えたら、あいつがやるべきだ』



蔵場「あいつ?」



『・・・まあ、すぐに分かるよ








あんたが死ぬ時にね』


Aはそう言うとそこから降り土方と一緒に戦い始める


土方「何、くっちゃべってんだよ、来るんならもっと早く来やがれ」



『いや、副長様ならいけるかなーと思って』



土方「アホか」

Aの加勢もあり少し敵が減った
しかし流石に二人では捌き切れない敵の数だった




『・・・・大丈夫か?』



足を撃たれ座り込んだ土方の隣で心配するA



土方「平気だ・・・ハァ、ハァ・・・」



『・・・何処が平気なんだよ』
息切れをしながら答える土方につっこむ

懐からタバコを出し口にくわえる土方。



ーーカチャ



土方「『・・・・・!』」



周りにはA達に追いついてきた敵が銃を構えていた



蔵場「・・・・・残念です、ミツバも悲しむでしょう、友人を二人も失くすとは・・・あなた達とは仲良くやっていきたかったんですよ?真選組の後ろ盾があれば自由に商いが出来るというもの」



土方「・・・ハァハァ、ハァ」



蔵場「その為に縁者に近付き、縁談まで設けたというのに・・・まさかあの様な病持ちとは・・・医者の話ではもう長くはないとの事・・・非常に残念な話だ」


『・・・・・・・』
少し俯き蔵場の話を耳に入れていたA



土方「鼻から俺たちを抱き込む為にミツバ(あいつ)に近付いたのかよ」



蔵場「愛していましたよ、商人は利を生むモノを愛でるものです・・・ただし道具としてですが。あの様な欠陥品に人並みの幸せを与えてやったんです・・・感謝してほしいくらいですよ」


蔵場の言葉を聞いた瞬間、Aは瞳孔が開き刀を抜き蔵場のもとへ歩き出す



『!!!』



しかし土方がAの手を掴み止める


『・・・離せ』



土方「まあ、待てよA、さっきの余裕はどこに行ったんだ、落ち着け」


Aの手を掴んでいる土方の力が強まり何かを感じたAは黙ったまま刀を下ろした









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〃→←(惚れた女には)



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あられ(プロフ) - 雨散さん» こちらにもコメントありがとうございます!花見篇好きで色々変えてしまいましたがw嬉しいです! (2019年8月2日 18時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)
雨散 - 花見篇面白い!これからも頑張って下さい! (2019年8月2日 13時) (レス) id: c6b3012422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あられ | 作成日時:2018年6月7日 2時

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