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『いい加減にしろよ、もうお前は子供じゃない・・・・甘えんな』


その言葉を聞いた沖田は立ち上がりAの方をみる



近藤「あの、Aちゃーん、さっきの約束は・・・?」



『・・・・・約束はしてないよ近藤さん、努力はするって言った私は』


沖田を見ながら言うA



沖田「あんたは姉上が死んでも悲しくないんですかィ・・・・姉上が最期に言ってました、素敵な友達が出来て綺麗なネックレスももらったって・・・嬉しそうに。それあんたの事ですよねィAさん」


沖田は眉間にシワを寄せ睨むようにAを見る



『・・・・ああ、友達だ』



沖田「その友達が死んで何であっけらかんとしてんでさァ、あんたには心ってもんが無いんですかィ!!!」
声を荒げる沖田


『・・・・・・』


近藤「総悟!!!」



土方「・・・・総悟、Aはあの時・・・」

ミツバが亡くなった病院の屋上でAがミツバを思い煎餅を食べていたのを土方も分かっていた

その呟いていた声が震えてたことも



『沖田・・・あんたの気持ちなんて分からない』

土方の声を遮るように言い放つA



沖田「!!!ってめぇ!!!」

沖田はAの胸ぐらを掴んだ
咄嗟に近藤が止めに入ろうとするがAがそれを遮る



『・・・・・続きを聞こうか、沖田?』

胸ぐらを掴まれてるにも関わらず平然と言うA



沖田「Aさん・・・・・何で、あんたはいつもそんな平然な顔してるんですかィ・・・・何で淡々としれられるんですかィ・・・・・・友達じゃなかったんですかィ」

沖田の声は震えていた


『・・・・・友達だから』



沖田「・・・・・」



『ミツバさんが亡くなって私だって悲しかった、でも友達だからいつまでも落ち込んでいられない、あの人はそんな事望んでないと思うから・・・悲しんでどんよりしてては何も進まない』


Aは優しい表情で沖田に言った


『それよりもあの人を忘れずにこれから生きていくことの方が大事なんじゃない?いつもの沖田でいつもの様に生きてってくれた方がミツバさんも喜ぶ』



沖田「A、さん」



『・・・・・私は約束した、ミツバさんとあんたらを守るって、私は約束は破らない、ましてや友達の最期の願いだから』


Aはそう言うと沖田の頭に手を乗せた









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あられ(プロフ) - 雨散さん» こちらにもコメントありがとうございます!花見篇好きで色々変えてしまいましたがw嬉しいです! (2019年8月2日 18時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)
雨散 - 花見篇面白い!これからも頑張って下さい! (2019年8月2日 13時) (レス) id: c6b3012422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あられ | 作成日時:2018年6月7日 2時

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