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(呼び方、大事?) ページ30

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『何であんたは昔からそんなに土方に突っかかるかなー』


見廻りをしにAと沖田は並び歌舞伎町を歩いていた


沖田「土方さんは昔から気に食わねえんでさァ、それだけですよ」


『ふーん、まぁ沖田と土方の事だから深くは聞かないでおくよ』


沖田「そういや、Aさん旦那の事は名前で呼んでましたよねィ?」


『ん?ああ、まー、一応幼馴染だし昔から名前で呼んでたから』


沖田「何で俺は沖田なんですかィ」



『そりゃあれだよ、最初の呼び方をそんな変えられないから?え、そんなもんだよね?呼び方って』



沖田「じゃあ、今日から変えて下せェ」



『何で』
Aは今更?と言いながら沖田を見る


沖田「そりゃ決まってるでしょう」
ニヤリといつものドSの顔になった沖田を見たAは嫌な予感がしジト目で沖田を見る


『・・・・・・・・』



沖田「土方の野郎よりも優位に立てるって事でさァ」



『・・・・・・・は?』

Aは意味が分からず素っ頓狂な声が出た



沖田「まあ、Aさんは分かんねえでしょうがねェ」


『うん、分からない全く』



沖田「そういうことで、呼び方よろしくお願いしますぜAさん」



『・・・・・・・・はいはい』

沖田はやっとAに下の名前で呼んでもらえると少し嬉しそうな顔をして待っていた





『行くよ、おっきー』
気怠そうな声で呼んだA



沖田「・・・・・・Aさん、違う、そっちじゃねェ、下の名前でさァ」



『あーそっちか、了解ー』



沖田「いや、了解じゃなくて」



『呼び方なんてなんでも良いだろ、それにそんな待たれたら呼びにくいわ!』



沖田「いや、だからこっちはどうでも良いことないんでさァ」
少し落ち込む沖田

『・・・・・・ったく、ガキは拗ねたらこっちが困ると思って』



沖田に近付き


沖田「い”で」


Aは沖田の鼻をつまみ上を向かせ


『ガキが拗ねてんのを見て困るほど私は優しくない、でもまぁ』


沖田の鼻をつまんでいた手を離し



『気が向いたら呼んでやるよ、名前』
そう言うとAは先に歩いて行く

沖田「・・・・・・・」


『行くぞー沖田ー』



沖田「はいはーい」

そこは名前で呼んでくれないのかと残念だった沖田だったが少し近付けたと嬉しそうな表情であった











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あられ(プロフ) - 自己満者さん» 何度もありがとうございます!!頑張りますっこれからもよろしくお願いします!! (2019年8月16日 9時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)
自己満者 - 二回目ですが、面白いです!これからも頑張ってください!! (2019年8月15日 14時) (レス) id: 9410d5fd3f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 雨散さん» コメントありがとうございます!ツンがほとんどですがwwこれからもよろしくお願いします! (2019年8月2日 18時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)
雨散 - ツンデレ神!更新頑張って下さい! (2019年8月2日 13時) (レス) id: c6b3012422 (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 沖神&仔攘夷を守る系女子さん» ありがとうございます!!!めっちゃ嬉しいです!ゆるーい小説ですが頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年6月3日 17時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あられ | 作成日時:2018年5月10日 18時

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