･ ページ9
貴「やべぇー、ジジイが川向うに…」
相澤「自業自得だ、反省してろ。」
私は現在、捕縛武器で縛られてる為身動きも取れず私は1年A組のみなさんの前に連れてこられた。
私は抵抗する事もなくこの状況を楽しんでいた。
吊るされるなんて人生初めてだからちょっとだけ面白いんだよね。
相澤「風呂一つまともに入れないのか。」
貴「面白かったし結果オーライ！モーマンタイよ。」
相澤「次に問題を起こしたらお前だけ"特別課題"を出すぞ。」
貴「うわぁ〜、絶対うちのジジイより性格悪いわ。」
私が捕縛武器に縛られ、不貞腐れながらそう言う姿にA組のみんなはポカンとした様子だった。何が何だかわかっていないようだ。もちろん、次にどんなに出来事が来るか私には手に取るようにわかった。
私は待ちに待った"自己紹介"をするため相澤さんの武器をスルリと抜け出した。そして、私は"個性"を使いながら話を始めた。
貴「私はAA。今日からA組に転校してきました。A組の事は相澤さんに事前に聞いてる、よろしくね。」
私がそう言うと全員が声を揃えて大きな声で言った。
「ガっぽい！！」
何が何だかよく分からないが歓迎はされてるみたいだ。
女子が全員勘違いしてごめんなさい的な感じで謝ってきた。そんな事しなくても"わざと"そういう風に振舞ったから全然いいのにね。なーんて、言わない私も性格悪いのかな。
緑谷「あの！」
貴「…何かな、緑谷くん。」
緑谷「Aさんの"個性"って…何？」
そこにはあの時"エリ"って子を抱えてたヒーローがいた。
私の勘が言ってる『彼を守れ』って。この盤上に彼がいなければ全部が"誰か"に持っていかれる。私の平穏が、ジジイの大切にしてた"何か"が崩れる。そんな予感がふと頭を過ぎった。
訳は分からないけどただ何となくそんな気がした。
相澤「すぐに全員、体操着に着替えて体育館γに集合だ。」
貴「…なるほどね、相澤さんとことん性格悪いね。」
相澤「お前ほどでもないさ。」
━━━━━━━━━━━━
着替えたよね、急に渡されたやつにさ。
急展開に急展開でいきなり体育館に連れてこられた。
そしたらさ、急に全員ＶＳ私なんだよね！！
貴「おかしいよ！！あんたトコトンおかしいよ！！」
相澤「言うより見せた方が早い。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 589人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楸 | 作成日時：2022年11月27日 0時
