雨が275粒。 ページ3
私達も布団から抜け出た。皆は着物を着用していた。殺せんせーがマッハで着せたのだろう。
「明けましておーめでとー!!
新年が始まりました!!気持ちを新たに勉強に暗殺に邁進しましょう!!…さて、」
殺せんせーは着物を脱いで、布団に横に成ると、
「あとは寝正月です。」
だらけ乍らに云った。皆は、なんなんだよ、この流れは!?、とツッコんでいた。そんな中不破さんが、…要するにさ、殺せんせーがやりたいのってこういう事?、と話し始めた。
「『年末年始という学園モノの美味しいイベントをやり逃した。だから、2月だけど一気に回収しちゃいたい』…と。」
「その通り不破さん!!せっかくの1度きりの冬休みなのに…皆さん誰も学校に遊びに来てくれず!!先生の事で真剣に悩んだり頑張ってくれてたわけですから…こっちから遊びにも誘いづらいし。」
「こいつはこいつで悩んでたんだな。」
「俺等がメッチャ重い気分の時にふざけた悩みを。」
「皆さんが悩みを抜けた今だからこそ!!失った冬休みを今一挙に取り戻すのです!!
さぁ、続きです。録りためてた大みそかの番組を先生が見てるところから!!冬休みムードで油断している先生を殺してみなさい!!」
殺せんせーは起こしていた体を再び布団に沈めた。
先生が見ていたテレビ番組は先生の分身が演じているものだった。御丁寧にセット迄作り込んで有った。
然も殺せんせーは
そんな殺せんせーに殺意が湧いたのか、皆が手に武器を取り出した。
そして、沢山のイベントをした。
大晦日の格闘技、カウントダウン番組、箱根駅伝、高校サッカー、成人式。
遂には節分迄。鬼は殺せんせーが演じた。
やっと日付に思い出が追いつきましたねぇ、と嬉しいそうにノートに書き込んでいた。
「これで年末年始は思い残す事なし。安心して次の段階へ進めますねぇ。」
すると殺せんせーは何時もの服に着替え出し、教卓の中から五教科の過去問題集を取り出した。
「さぁーさ、皆さん。暗殺もいいけど受験もネ!!!!」
其の言葉に皆のテンションが手に取る様に判った。
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バンビ(プロフ) - ぬうさん» いえいえ! (2017年4月5日 17時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ありがとうございます! (2017年4月5日 16時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» 矢印を押してからアルファベットを打ったら出来ると思います! (2017年4月5日 14時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - あの、パスワード認証の大文字の打ち方がわかりません。どうするんですか? (2017年4月5日 14時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - アオアオさん» コメントありがとうございます!!祝いの言葉まで!次も頑張って書きます! (2017年2月15日 21時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2017年1月31日 21時