。。2 ページ12
水の跳ねる音を訊き乍ら、自分の躰を湯に沈めた。
嗚呼、気持ちいい。
私は姐さんの誘いを断る事無く、共に露天風呂に這入る事にした。他にも、エリスちゃん、樋口さん、銀ちゃんも居た。女性陣全員這入るようだ。
「名前…」
「はい、如何かしましたか?」
「お主の訓練の傷、痛々しいのう。」
姐さんが私の躰を見て云った。あはは、と私は苦笑い。
私自身、余り気にしていない。
「気にしてないので大丈夫です。」
「中也も手加減位してやれば善いものを……」
「私が厳しくして欲しいとお願いしてるんです。」
「じゃがのう、名前は女なのだから自分の躰を大切にするんじゃよ?」
「善処します。」
そう云うと、姐さんは少し納得がいかなそうな顔をした。
ちゃんと気を付けますから、と云った。姐さんは渋々といった感じに納得した様だった。話題を変える可く、矢っ張り銀ちゃん可愛いですね!、と銀ちゃんを見た。
お風呂に這入っているからだろう、面頬を外し、髪を下ろしている。大和撫子という言葉がピッタリだ。
当の銀ちゃんは頬を赤く染めていた。名前ちゃんの方が可愛いですよ…、と照れ臭そうに小さく云った。
非常に可愛い。
「名前ちゃんは何方かと云うと綺麗系ですよね。可愛い処も有りますけど。というか、胸結構有りますよね。」
「ひ、樋口さん!?何云ってるんですか?!」
「確かに。大きい方じゃのう。」
「姐さん迄!!」
姐さんと樋口さんが胸を見て来るものだから、タオルでさっと隠す。
だが其れも剥がされてしまい、無意味に成った。そして、二人して触って来るのだ。
「姐さん、樋口さっ、やめ、…ん、」
「柔らかいのう。」
「ですね。」
「ちょ、ぁ…ちょっと!!」
私は強引に二人を離した。立ち上がり、もう上がります!、と出て行った。
素早く浴衣に着替え、一人、部屋へと戻った。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» いえいえ! (2017年4月5日 17時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ありがとうございます! (2017年4月5日 16時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» 矢印を押してからアルファベットを打ったら出来ると思います! (2017年4月5日 14時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - あの、パスワード認証の大文字の打ち方がわかりません。どうするんですか? (2017年4月5日 14時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - アオアオさん» コメントありがとうございます!!祝いの言葉まで!次も頑張って書きます! (2017年2月15日 21時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:バンビ | 作成日時:2017年1月31日 21時