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68 初めて見る反応 ページ21

驚くAに時透は続ける。

時透「Aのこと好きだって自覚する前から、無意識に嫉妬してた…柱みんなや煉獄さんの弟と仲良いことや、僕の知らないAの話聞いたりする時も…すごくモヤモヤした」

Aの手を握っている両手に少し力が入る時透。

時透「自分の気持ちに気付いてからは、もっとそういうこと増えたよ。任務でAと話してる隊士や、Aに怪我の手当てしてもらってるの見るたびに嫌な気持ちになる」

『…』

時透「A」

『っ!はい』

時透「僕…Aが思ってる以上にAに惚れてるから」

『っ…』

時透「…僕のこと怖がってるAからしたら迷惑かもしれないけど…」
『!そんなこっ……!?』

時透「…?」

『(あ、あれ?今何て言おうとしたの?何で否定しようとしたの?)』

Aは気付いたら勝手に口が動いていた。

時透「A?」

『っ!!』

時透が顔を上げてAの顔を覗きこんだ。Aは思わず距離をとろうと後ずさろうとした…が

『!?きゃ!』

時透「!」

時透に手を掴まれていたことを忘れていたので、体勢を崩し後ろに倒れこむ。

ドサッ

『あっす、すみません!無一郎さん!』

巻き込んでしまったAは、自分の上に覆い被さる時透に謝る。時透はゆっくり体を起こす。

『あ、あの怪我な…っ!』

時透「…A」

時透はそっとAの頬を撫でた。時透の優しい手付きと熱を含んだ瞳に、Aは顔に熱が集まる。

『(ど、どうしよう!早く退いてほしいのに…上手く言葉がっ)』

時透「(Aのこんな顔初めて見る…)」

顔を赤くし目を忙しなく動かすAに、時透は無意識に高揚感を覚えた。

時透「A……口付けしていい?」

『!!?』

Aは固まる。
あの謝罪から時透の突飛な行動はすっかりなくなっていた。先程のように手を握ることや、気持ちを言葉で伝えることが主になった。だからこんな確認をするとは思わなかった。

無言を肯定ととらえたのか、時透がゆっくり顔を近づける。

その時

グイッ

不死「いいわけねェだろォがァ!アホかァア!!(怒)」

不死川が時透の首根っこを掴み引き剥がした。

『ししし不死川様っ!?』

時透「…何でまだいるの?」

不死「テメェと四宮二人っきりにして帰るわけねェだろォがァ!面倒起こすと思ったら案の定じゃねェかァア!!」

とっとと帰るぞクソがァ!と不死川は時透を引きずる様にして出ていった。

残されたAは顔の熱を冷ますのに必死だった。

69 成果が出ている→←67 嫉妬する



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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね!! (11月3日 7時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 続き、楽しみにしていますね! (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます!😆本当に嬉しいです! (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年8月8日 20時

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