最高かよ。ごじゅーきゅう ページ41
夢主side
私は警察の近くに行き、演技を始める。
『…ひっく…
…すみ…ません…!
先刻…其処で武器を持った人達に襲われて…
助けて下さい…っ…!うぅ…』
警「何だって!?
大丈夫かい!?君達酷い怪我じゃないか!
警部!」
警部「ああ
…裏社会の抗争かも知れん」
するとその時、警部と呼ばれた人が持っていた無線機から«ザザッ»とノイズ音が聞こえた。
警部「!…こちらゼロナナ
本部どうぞ」
«至急、至急
本部よりゼロナナ
___手配中の連続殺人犯がその近辺を逃亡中との情報あり
年齢は十四、和装の少女
繰り返す____»
『………ッ!』
それを聞いて驚いた警部はゆっくりと鏡花ちゃんの方へ向く。
警部「…お嬢ちゃん
____年齢は?」
鏡花ちゃんの目から光がふっと消えた。
それを見た警部は確信した様に汗を流す。
警部「…本部、こちら_____」
鏡花ちゃんが刀に手を添えた。
『!!!!危ない!!!』
私は警部さんを勢い良く押す。
そして誰かの血が飛び散った。
『…ふふ、なんか…懐…かし………』
_____それは私の血だった。
鏡「……ッ…A…?」
私を切ったと気付いた鏡花ちゃんが冷や汗を流す。
私は力なく鏡花ちゃんに向けて笑う。
『…駄目…じゃんか……
鏡花ちゃんは"普通の女の子"なんだか……ら…』
私はふらりと倒れる。
敦「Aちゃん!?!?!?
…ッ、何てことするんだ!!!!」
敦くんが鏡花ちゃんを怒鳴り付ける。
鏡花ちゃんの瞳が揺らぐ。
鏡「…ッ…あ…Aっ…A!
厭ッ!厭ぁ…!」
鏡花ちゃんが見たことも無い様な表情で焦る。
『…いいから…逃げ…るよ…
大…丈夫、きに…しない…で…?かすりきず…だよ…こん…なの!』
私はにへらと笑う。
鏡「……ぁ」
敦くんは急いで私を抱え、放心している鏡花ちゃんの手を掴む。
ぽかんとしていた警察は直ぐに我に帰り、無線機を手に取る。
警「…ッ、本部!
殺人犯と接触し、その仲間が警部を庇って負傷中!
被疑者と負傷者は逃走!
至急管機の応援を!」
敦「く…ッ!」
敦くんはそのまま走り出した。
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柳月俐蓮(プロフ) - いい遅れましたがすごく面白いです (2023年3月5日 22時) (レス) id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
柳月俐蓮(プロフ) - リクエストで織田作やジイドだけでも良いので死者と全キャラ達が文ストワンのお花見みたくゆるく平和に楽しく過ごしてるところと交換留学生のように別組織に一時派遣を各組織してのやり取りがみたいです。お願いします (2023年3月5日 22時) (レス) @page8 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - リクエストでポートマフィアと探偵社のお茶会お願いします。 (2023年2月19日 21時) (レス) @page13 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
はなね - ありがとうございます! (2022年7月4日 22時) (レス) @page48 id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - はなねさん» リクエスト承りました!確実に夢主ちゃん無双ですね…w運動会、是非とも書かせて頂きます! (2022年6月21日 22時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ。 | 作成日時:2022年5月25日 22時