続き-3 ページ25
夢主side
あれから敦くんと私、乱歩さんと太宰さんでダブルスを組んだ。
乱「…あ、太宰、次右に来るよ」
『なっ!?!?』
そのままピンポン玉を返され、太宰さんチームに得点が入る。
ナ「ゲームセットですわ!」
太「サーッ!!!」
太宰さんが此方へ煽り顔をしながらガッツポーズをする。
『ざっけんなぁぁぁ!!!!』
私はラケットをぶん投げる。
敦「落ち着いてAちゃん!!」
『くっ……乱歩さんの推理力さえ無ければ………』
太「まぁ私でも判るけどね」
『ちっっっくしょぉぉぉぉぉぉ!!!!』
敦「Aちゃん!!!!」
ーーーーーーーー
あれから白熱した試合をしていると、約束の9時になりそうだったので急いで部屋へ戻った。
『んじゃ布団敷いて電気切ろっか』
ナ「ですわね」
皆で綺麗に布団を敷き、電気を切る。
電気はぼんやりとオレンジ色に光っている。
『…こういう時さ、「あぁ、明日にはもう帰っちゃうんだなぁ」って思うんだよね』
ナ「寂しいですわね……」
しんみりとしたムードの中、鏡花ちゃんが口を開いた。
鏡「……でもいちごのアイス美味しかったし卓球も楽しかった」
私達は少しきょとんとしてからまた笑った。
『………それなら当てた甲斐があったなぁ』
与「だねェ」
____それから15分程してから3人の規則正しい寝息が聞こえてきた。
私は何だか寝られなかったので窓からベランダへ出る。
すると隣のベランダに影があった。
『……太宰さん』
太「やぁAちゃん、眠れない?」
『はい、何だかそわそわしてしまって…
他の皆さんは?』
太「敦くんが持ってきたトランプで白熱してから疲れてぐっすり寝てるよ」
『あら微笑ましい……』
夜風が体に当たる。
太「…Aちゃん、何か不安?」
『え?』
太「何だか物憂げな顔してるね」
『…あはは…
……いつまでこんな楽しい日々が続くんだろうなって』
太「…そっか」
太宰さんは深く言及はせずにまた前を向いた。
太「…私も少し話していいかい?」
『!』
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柳月俐蓮(プロフ) - いい遅れましたがすごく面白いです (2023年3月5日 22時) (レス) id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
柳月俐蓮(プロフ) - リクエストで織田作やジイドだけでも良いので死者と全キャラ達が文ストワンのお花見みたくゆるく平和に楽しく過ごしてるところと交換留学生のように別組織に一時派遣を各組織してのやり取りがみたいです。お願いします (2023年3月5日 22時) (レス) @page8 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - リクエストでポートマフィアと探偵社のお茶会お願いします。 (2023年2月19日 21時) (レス) @page13 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
はなね - ありがとうございます! (2022年7月4日 22時) (レス) @page48 id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - はなねさん» リクエスト承りました!確実に夢主ちゃん無双ですね…w運動会、是非とも書かせて頂きます! (2022年6月21日 22時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ。 | 作成日時:2022年5月25日 22時