【文スト】本当の貴方を魅せて？【短編集】

理性【ジョン･S】 ページ12

ジョンside


僕の彼女は無防備だ。


今も僕の部屋のベッドで寝ている。


お風呂上がりでいい匂いがするし、胸元、お腹、太股もチラリと見えており、男の僕には煽っているようにしか見えない。


ジョン「まったく…自覚がないのも困ったものだよねぇ」


今までも、どれだけ我慢していたか。


Aは恋愛経験がなく、僕が初めてだそうで。


色々したいけど彼女のことを考えたら嫌われたら嫌だなぁ、と我慢した。


キスくらいなら顔を真っ赤にして受け入れてくれるけどその時の顔さえ可愛くて可愛くて襲いたくなってしまう。


しかも、今の彼女は僕の理性が切れそうでしょうがないのに、僕の夢を見ているらしい。


「ジョン……抱きしめて……」


可愛い寝顔で僕の名前を呼んでいるのだ。


抱きしめてなんて彼女からはいつも言わないのでつい抱きしめたくなる。


でも……


ジョン「寝てるし……いいよね？」


そう思い、僕もベッドに入りAと向き合うようにして抱きしめた。


うん、柔らかくて、いい匂いがする。


すると彼女が嬉しそうに


「えへへ……ジョン…もっとぉ……」


と言った。


その一言だけで僕の理性はプツンと簡単に切れた。


ジョン「ん〜…まぁいいや！僕もたくさん我慢したし、Aのことも我慢させてたら嫌だし…もうシちゃおっか♪」


Aの耳に息を吹きかけると寝てるのにも関わらずびくりと身体が揺れた。


ジョン「感じてるのかな？」


「んっ…」


太股を触れるか触れないかくらいでなぞるとAの声が漏れた。


ジョン「へぇ…楽しいねこれ」


楽しさと愛しさと彼女をぐちゃぐちゃに犯 したいという汚い心でいっぱいになる。


僕は耳元で


ジョン「起きても怒らないでね…？」


と、低く、甘く囁いた。

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