【文スト】本当の貴方を魅せて？【短編集】

素直になりたい【太i宰i治】 ページ2

Aside



好きな人の前で素直になりたい。



そう思っているのはきっと私だけじゃない。



恋をしている老若男女皆思っていると思う。



でも…素直になるって結構難しい！！


私、Aは

一応…まぁ、その、太i宰i治の彼女です。


治は気持ちを素直にぶつけるのがとても上手だ。


今だって


太「美しい…！どうか私と一緒に心中して頂けませんか？」


とか、そこら辺の綺麗な女性に声をかけていた。



「この莫迦太i宰！！いい加減女性を心中に誘ったりしないで！」


そう言って治を殴った。


太「…痛たた、Aちゃんのパンチは相変わらず強烈だね…」



太「ってあれ……Aちゃん？」




私は治のところから全力で逃げてきた。



あぁ、もう！！！ 私超絶可愛くない！！



どうして素直になれないの！？



「治が他の女性に美しいとか言うから嫉妬した」


って言えたらいいのに！！！



そもそも治も治で彼女がいるのに他の綺麗な女性に声かけちゃって…！


そう思うと自分が醜い存在に思えてきてつい涙が頬を伝う。


そこから止めようとしてもボロボロ零れて。


「うっ…うぅ…治の莫迦…莫迦ぁ……」


そう言って泣いてたら。



しばらくして後ろから急に抱きしめられた。


「 ！ な、なんで場所分かったの…」


太「…ごめんねA、」


治がただ謝った声が聞こえた。


太「君が私にだけいつもツンツンしてるし、好きって言ったら君は嫌いって言うし…信じてなかったけど最近本当に嫌いなったのかなって思って…」


「ううん、本当は…その……好き…いつも素直になれなくてごめん…治のこと、ずっと好き…」


太「じゃあこれからはAが嫌いって言ってても好きの裏返しって思っていい？」


「…うん、それに…これからは素直に気持ちを伝えれるように頑張るから、好きって言えるように、」


太「ふふ、待ってる。」




待っててね、治。




時間はかかると思うけどちゃんと素直になるから。




*:..｡oƒ


太「ていうかAちゃん、私がいないところでは治って呼んでるの？」



「は！？知らない！！うるさい！！」


太「(Aは気づいてないと思うけどAが知らない、と、うるさい、を両方言う時って嘘ついてる時なんだよねー、素直になれない所も可愛いからそのままでも私はいいんだけどね)」

いじめたくなる【国i木i田i独i歩】→←君の前では 【中i島i敦】

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