Rolling Days ～煩悩～３【S.S】 (ページ7)

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103、きっと大丈夫ページ7

東京に戻る事をおばあちゃん達に伝えると

ほんの少し寂しそうだった‥‥。

でも彼が

「またすぐ遊びに来ますから」

と約束をしてくれたから

きっと大丈夫だと思う。

「それじゃあ、待ってるからな」

彼は先に東京へと戻り

私達は引っ越しの手続きを終えてから

旅立つ事に‥‥。

「うん。少しだけ待っててね？」

「早くしろよ！じゃなきゃまた、迎えに来ちまうぞ？(笑)」

『いい大人が何言ってんだよ‥‥。バッカじゃねーの』

あ‥‥‥、

「智さん‥‥」

翔の見送りに来てくれたのかな？

「アンタにも世話になったな。一応、礼を言うぜ」

「ふんっ、別にお前の為じゃねーやい」

不機嫌そうに顔を横に向ける智さん。

だけど、彼に向かって右手を差し出し

「Aちゃんの事泣かしたら許さねーからな」

「んな事‥‥、分かってるっつーの！」

彼と固い握手を交わした。

「そんじゃまたな、A。それから‥‥、智オジサンも元気でな！(笑)」

「あ、こらテメー！待ちやがれ！」

「やーだよー(笑)」

スルリと智さんの腕を避けて

船に飛び乗った彼

そんな子供みたいな姿も

私には愛おしく映るのだった。