Rolling Days ～煩悩～３【S.S】 (ページ8)

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104、サトシside ページ8

おいら達家族は

またまたお引っ越しをする事になった。

せっかくできた友達と

サヨナラするのは寂しいけど

ママが幸せなら‥‥、

まあ、良いかな。

「智オジサン‥‥、今までホントにありがとう」

「なっ、なんだよ急に‥‥、気持ちわりー事言うなよ」

「へへっ(笑)おいら、智オジサンの事も好きだよ」

「そ、そうか‥‥」

「でもごめんね‥‥、ママにはあの人が必要なんだ」

「みたいだな」

「うん。あの人と一緒にいる時のママはホントに‥‥、本当に幸せそうなんだ」

「そうだな。俺もそー思うよ」

智オジサンは大人だから

ホントは泣きたいのに我慢してるんだよね‥‥？

おいらもいつか

そんなカッコイイ大人になりたいな。

「またいつか、遊びに来るから‥‥」

「おう」

「その時にはお嫁さんがいると良いね！(笑)」

「おまっ‥‥、結構シビアな事言うな、子供のくせに‥‥」

「えへへっ(笑)」

でも仕方ないじゃん

おいらは智オジサンの幸せも願ってるんだから。

「元気でな」

「うん。智オジサンも、元気でね」

智オジサンがよく遊んでくれた堤防で

サヨナラを告げた‥‥。