Rolling Days ～煩悩～３【S.S】 (ページ11)

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107、ニノside ページ11

今日は久しぶりに店を貸し切りにして

A達親子をお出迎え。

あいつらが来る前に店の飾り付けや

料理やデザートの準備をする。

俺はもちろん料理の仕度

相葉も、もちろんデザートのケーキ作り

翔ちゃんは‥‥、

何をやらせても不格好になるから

ただ見てるだけ(笑)

「‥‥しっ、出来たー！」

相葉渾身の芸術品‥‥、

ケーキタワーの完成だ。

「うわっ、すっげー、お前マジでスゲーな！」

人を誉めるのも良いけど

自分も何かすれば良いのに‥‥、

「あいつらホントに迎えに行かなくて良いの？」

「あぁ。ここで待ってるって言ったし、その方がAも喜ぶだろうからな」

「ふーん。あっ、そ」

翔ちゃんがそう言うなら別に良いけど

俺はただ、子供二人抱えて

ここまで来るの大変じゃねーのかなって

思っただけだからさ

「あ、それ‥‥、超ウマそう♪」

「当たり前じゃん、誰が作ってると思ってんの」

これはAの一番好きな

デミグラスハンバーグのデミソース。

これ食ってる時のあいつ‥‥、

ホント笑っちゃうくらい

幸せそうな顔するんだよな‥‥。

今日はその顔を見るべく

いつもより丁寧に作ってるのは

翔ちゃんには内緒にしておこうかな‥‥。

あの人ああ見えて

ちょーヤキモチ妬きだから(笑)

そうこうしてるうちに、あいつらは到着し

A達親子の

お帰りパーティーが始まった。