Rolling Days ～煩悩～２【S.S】 (ページ23)

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70、Ｓside ページ23

Aに渡す一世一代の贈り物。

ついに手に入れたぞー！！

あれから何軒も回って、迷いに迷って決めた

Aの為だけの指輪

あとはこれを

Aに渡すだけだ‥‥。

それから一週間後‥‥、

俺はAを呼び出した。

ホントはすぐにでも言いたかったんだけど

やっぱり本人目の前にすると緊張して

なかなか言い出す事が出来なかった。

だけど今、Aの口から

OKの返事をもらえた。

「絶対、幸せにするからな」

Aの左手の薬指にエンゲージリングをはめた

Aはその指輪を見つめながら

嬉しそうに笑った。

そして、左手を俺に見せながら

「ありがとう」と、言ってくれた。

俺達はまだ始まったばかりだけど

俺達二人なら何があっても乗り越えられると思う

だから、これからもずっと‥‥、

「よろしくな？(笑)」

・

それから更に一ヶ月後‥‥‥、

「あぁー、マジで緊張するー！」

「別にそんな、緊張する事ないって！」

「いや、でもさ‥‥」

「へへっ、ダッセー(笑)」

「ん゛ん‥‥。何か言ったか？サトシ」

「いや！あの‥‥、何も言ってないです‥‥」

今日は全員揃って

Aの実家にやって来た。

その目的はもちろん

結婚の承諾をもらうこと。

Aは‘電話だけで良い’

なんて言うけど、そんなの俺の気が済まないし

それに俺は‥‥、

「よしっ、行くぞ！」

「「おーー！」」

俺は一人じゃないから

絶対認めてもらえると思う。