ヒロイン不在の乙女ゲーム【2】

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大事な連絡だと悪いので少しが怖いが、意を決して通話ボタンを押した。








『もしもし…』



「お、お久しぶりです！今時間大丈夫ですか？」






聞いた事があるような…ないような。太陽のように澄んだ明るい声が機械越しに私の耳を覆った。

本当に誰だっけ。









『大丈夫ですけどぉ……すみません。どなたでしたっけ。』








wtri 「渡会雲雀です！この間カフェで連絡先貰いました！」





『……あぁ！！はいはい。』






思い出したワンコ系男子か。本当に連絡来ちゃった。どうしよう…やっぱ知らない人に連絡先教えない方が良かったなぁ。

なんて考えるも時既におすし🍣
だって実際に今連絡がきてるんだもの






『何かご用件ありましたか？』







なんかさっきから普通に話してるだけなのに、空気が甘くなっていく気がする。気のせいだろうか……



……というか連絡先を聞いて？態々休日の日に連絡して？






自惚れて良いならこれ私の事好きなんとちゃうんけ？

連絡先聞いてきたのもナンパちゃうんけ？

Aちゃんモテ期とちゃうんけ……？










wtri「あ、あの…えっと！！」


『はい』


wtri「今日連絡したのには理由があってぇ……」


『はい』





wtri「俺と一緒に」








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『ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｪｰﾅﾝﾒｰｻﾏﾃﾞｽｶｧ?』





自惚れすぎてたんですよね。知ってたよアタクシ。



まさかね。そんなね。初対面で告白なんてね。




分かってましたよ？アタクシ。





　









wtri《「カ、カフェで働いて欲しくて……！！」》

















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