拾ってくれた人は歌い手【96猫】

18話 ページ19

貴方side


くろおねぇちゃん遅いな〜

現在夜の10時です！

遅いな〜

寝ようかな

でも待ってたい

でもな…

私はベットに入った

くろおねぇちゃんの服を着て

寂しいもん



96猫side


最近忙しすぎてAと全然話せてない

最近Aは痩せていってると思う

ご飯も用意しないで家を出るからだと思う

毎回ご飯を用意して行こうって思ってるのに仕事が急遽入ったりして全然用意出来ないでAを置いてでてしまう

疲れてタクシーに乗った時スマホを見るとつっきーから電話がかかってきた

96「もしもし？」

天「ごめんね！疲れてると思うんだけど今日Aが来たんだけどめっちゃ痩せてるよね？めっちゃ寂しそうに来たんだけど俺も打ち合わせ入ってて返しちゃったんだよね！だから明日96ちゃん予定ないでしょ？話そう」

96「明日予定入っちゃったんだよね」

天「そっか〜」

96「Aが痩せていってるのはわしのせいだよ」

天「え？」

96「わしがご飯を用意して行かないから」

天「なんで用意して行かないの？」

96「わしが自分で精一杯でAの事を見れなかった。」

天「そっか…今帰って途中？」

96「うん…もう着くよ」

天「じゃあ俺の家に来て」

96「分かった」

Aの事を考えられなかった

ほんとに申し訳ない

わしはつっきーの部屋に向かった

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

天「はいはーい」

96「お邪魔しまーす」

天「それでね！今俺たち忙しい時期じゃん」

96「うん」

天「これを乗り越えたら忙しくなくなるでしょ？」

96「うん」

天「96ちゃんと俺の仕事が落ち着くまでAを預けよう」

え？

96「なんで？わしは反対！」

天「このままだと壊れちゃうよ？」

それはそうだけど

天「いつかAに当たるようになるかもよ？」

それは嫌だ

天「そらるさんとまふくんに預けよう」

96「あの二人も忙しいでしょ！」

天「この話をしたらあっち側から俺達が預かるよって言われた」

96「あの二人なら安心できるけど…」

天「これは96ちゃんだけの問題じゃないよ？俺も悪い。だから一旦仕事に集中しよう！」

96「わかった」

離れるのは

辛いけど


頑張って早く終わらせるから待ってて

天「明日96ちゃん打ち合わせ何時から？」

96「午後からだよ」

天「じゃあ午前中にAに言おう」

96「うん」

天「別に一生会えないってわけじゃないからね？」

96「うん」

後悔しかない

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