扉【まふまふ】

22話 ページ22

96猫side


ゆぬちゃんと服を選び終わって2人で話している

その時ゆぬちゃんの手が震えていることに気がついた

目も泳いでるし、わしと少しだけ距離をとっていることも…

96「ゆぬちゃん」

『…ん？…ど…どうしたの？』

96「わしのこと怖い？」

そう言った時ゆぬちゃんの手は驚いた顔をしてわしをみた

『…ぁ…あの…ち…違います』

96「ゆぬちゃん…正直に言って欲しいな…わしはどこにも行かないから」

そう言うとゆぬちゃんだ喋りだした

『私は96ちゃんの事は好きです。それ96ちゃんは憧れの存在です。こんな私…価値のない私が太陽みたいにキラキラしてる人に会っていいのかわからなくなって…距離をとりたくなって…少しだけ距離をとってしまった…それに…私は…まふくんに少しだけ嫉妬しています。なぜならまふくんは顔が広いからです…私は努力してないので努力してる人に嫉妬するのはほんとにないものねだりだと思ってます…でも…でも…配信とかを聞くとまふくんは…私といる時よりも…声のトーンが高くて楽しそうに話していて…私と話す時とは全然ちがくてまふくんと話す人が羨ましいです…それに…最近まふくんが気を使ってくれて私にまふくんの大切な人を紹介してくれます。でも私はいずれは全て失うのにどうして大切な人が増えてく…それが怖くて…距離をとってしまった…こんな気持ち悪い目をしているのに…気持ち悪い過去があるのに…私を受け入れてくれてほんとに嬉しいです…ほんとに…距離をとってしまって…申し訳ないです…』

96「ゆぬちゃんはなんでこんな私がって言うの？」

『…ぇ』

96「わしはね、ゆぬちゃんの目は素晴らしいほと綺麗な目をしているんだよ！自信を持った方がいいと思う！でも、わしはゆぬちゃんの過去を1部しか知らないから簡単に言ってはいけないよね…わしはゆぬちゃんに自信もって欲しいんだ！誰しも上の人に嫉妬すると思うんだ。人間はそういう人だよ！ゆぬちゃんはゆぬちゃんらしく生きないと！人間全員同じだったら変でしょ？ゆぬちゃんの生きる意味が分からないならわしと一緒に作ろうよ！いずれは全て失うのにどうして大切な人が増えてく…それに関しては、わしも思ったことあるよ！でも！大切な人がいる！って事は素晴らしい事だよ！わしには正解は分からない。でも一緒に探そ？」

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