大好きな君と。 JUMP×JUMP (ページ19)

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◎ ページ19

『幸せ…』

「ね、こんなにすごいんだ…」

「でもやまさファンサしてもらえたじゃん！

しかもけいとくんに！」

そう、ある曲でトロッコに乗ってメンバーがファンサしていたとき、ちょうど通路側だったおれのとこに、なんと圭人くんが来てくれて、

ファンサ…ウインクしてにこってして手を振ってくれた。

なんかもうやってもらったとどうじに恥ずかしくなっちゃって、思わず下を向いちゃったけど、きっと俺じゃない回りのファンの子…

と思ってたけど、

『やっぱり、おれに…？』

「うん！」

『はぁぁぁ…』

「幸せ逃げるよ」

『もういい…』

「しかも、ね？…良かったじゃん、サインボール。」

『うん、ゆうとくんも、ね。』

「ほんとに。今日嬉しいことばっかり！」

なんと、アンコールでまたけいとくんが俺たちのとこに来てくれて、サインボールをゲット……

でも、サインボールおれに指差ししてから投げてくれてた。

それだけで幸せ。

しかも、ゆうとくんが大好きな雄也くんもファンサ、サインボールをゆうとくんにしていた。

きっと、おとこのファンが珍しかったから、だよね？

なんて、このときは思っていた。