42話 ページ44
プ「えっ？開いたし…」
アーデンが扉に向かって呼びかけると厳重な扉は低い地響きのような音を立てていとも簡単に開いてしまった。
ア「ほら、いっしょに来てよかったでしょ？こう見えてオレ顔が広いんだよね」
ア「神様はこの先にいらっしゃるよ」
プ「帰るの？」
ハンドルをきりかえて車をバックさせるアーデンにプロンプトが問う。
ア「無事に君たちを送り届けたからね。それじゃごきげんよう」
そう言ってアーデンは帽子を掲げて、おまけに胡散臭い笑みとウインクを残して走り去っていった。
貴「いやー…ごきげんようって離れてくれたのは嬉しいんだけどなんか無責任で後味悪いっつーか…」
グ「わからなくもねーが巨神のとこへ案内してくれたのも事実だ。オラ、ノクト行くぞ」
グラディオは指で先へ進むようにノクトに指示すると、何のためらいもなく門の中へとアクセルを踏んだ。
門の中はあまり整備が行き届いてなく、凸凹とした荒れた道が続いていて心なしか車もそれに合わせて上下左右に揺れ動いた。
グ「奇妙な男だったな」
イ「できれば二度と会いたくない」
貴「俺も」
プ「うわっ…すごい嫌ってるね」
表情筋を1mmも動かさずに真顔で呟いた俺達に流石のプロンプトもドン引きだった。
まあ、嘘じゃないから仕方がない。
そして何気なく外を眺めると、口の開いたままの帝国機動戦艦が何台か目に飛び込んできた。
この区域は帝国が封鎖してるから当たり前と言えば当たり前なのだが、やはり俺にとってはいい気分にはならなかった。
プ「あの人って神話に詳しいのかな」
ノ「結構知ってる感じだったよな」
確かに俺達に巨神の話を持ちかけて、こんなところまで連れてこられたのだから気になるところではあった。
貴「でもあの人からは神を敬ってるって雰囲気は少なくとも感じられなかったけど」
「まあ、俺も人の事 言えないけどな」と付け足すとプロンプトが「それは思った」と人差し指を突き立てた。
そしてそのまま雑な道を揺られていると少し開けた場所に出た。どうやらここからは歩きらしい。
グ「封鎖までして何してやがるんだか」
貴「俺も流石に帝国の考えてる事 わかんねーよ」
やれやれと愚痴をこぼすも どうする事も出来ない俺達はとりあえずは先に進む事しかできなかった。
イ「遺跡か」
先に進むうちにカーブ状の石が道を作るように並んでいて何とも言えない神秘的な雰囲気を醸し出していた。
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なかまる。(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます！時間があるときに更新できたらなと思っておりますのでこれからもよろしくお願います^ ^頑張ります！笑 (2018年4月3日 1時) (
レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 最高です…!!!更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: abb688805d (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - メンシスさん» お疲れ様でした！！やっと勉強から解放されたのでちょくちょく更新していけたらなと思います！ありがとうございます！ (2018年3月22日 1時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
メンシス - 受験お疲れ様でした！これからも体に気をつけて更新頑張ってくださいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 6f164534c9 (このIDを非表示/違反報告)
なかまる。(プロフ) - チョコブラックさん» ありがとうございます。本当にありがとうございます。コメント本当に嬉しいです(*ﾟvﾟ*)少しずつでも文章力や語彙力を高めることができる様に頑張ります…！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e75acdb4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかまる。 | 作成日時：2018年1月15日 0時
