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第2話任務 ページ8

貴方side

任務の場所は渋谷からそんなに離れてないようで
私たちは歩いて向かっています。



虎杖「そういえばさ、なんで梅は左目隠してるの?」



『あーそれはね、私左目ないんだよ。』



釘崎「ない?どういうこと?」


『言い方が悪かったね…(笑)
正確に言うと元々はあったんだけど、失ったの。
まぁでも片方はちゃんと見えるし日常生活に差して変わりないから気にしてないんだけどさ。』



私は気にしてないけど、野薔薇も悠仁くんも暗い顔になっちゃった。



『ホントに気にしてないんだよ?目を隠してるの兄さんみたいで今となってはチャームポイントって言えるほどだからさ!』




釘崎「梅は優しいし強いのね。」



野薔薇はそう言うと頭を撫でてくれた。



『野薔薇に撫でてもらうの好きかも』




釘崎「ホント!?じゃあもっと撫でてあげる。」




『ふふっ。ありがとう』




_______



伏黒「先生、もうすぐですか?」




五条「うん、そうだね。もうすぐ着くよ。」





虎杖「おっ!やっとか。なぁ、梅は武器使うの?」





『呪具のこと?私はこれ。』




そう言って筒状の入れ物から日本刀のような形をした呪具を取り出した。



『この呪具は花沙蒔麗(カザマリ)っていうの。私は基本剣術派だから。体術も一応できるけど体格差があるとどうしても負けちゃうから。』





釘崎「見た目だけで言ったら日本刀と変わらないのね。」





『そうだね。でも一応特級呪具なんだよ。』






釘崎「へぇー、勉強になるわ」




野薔薇と悠仁くんに見せ終わると花沙蒔麗をしまった。




五条「梅の場合、シンプルな方がやりやすいんだよ。」



伏黒「それにそこまで重くないから邪魔にならないしな」



『そうだね。あんまり力持ちじゃないからこれくらいの方が楽かも。』


_________


歩いていると呪いが強くなってきた。


伏黒「ここ、ですか?」



五条「そうそう。この廃病院。情報だと数ヶ月前に閉鎖されたらしい。ま、梅なら大丈夫でしょ。」




お兄ちゃんにそう言って貰えて嬉しい。
だから期待に応えなきゃ。




『全員で行くんですか?』




五条「うん。悠仁や野薔薇に色々と説明したいしね。」




伏黒「梅準備は大丈夫か?」




『うん、花沙蒔麗も出したしもういつでも行けるよ。』




五条「じゃ、行きますか」



私たちは廃病院のドアを開け中に入った。


_________
花沙蒔麗は作者の思いつきです。

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イム(プロフ) - ラウさん、ご指摘ありがとうございます。間違いが確認できた箇所は訂正させていただきました。作品を褒めていただいてとても嬉しいです(^ ^)これからも更新頑張らせていただきます! (2021年2月28日 13時) (レス) id: 70d759bca9 (このIDを非表示/違反報告)
ラウ - 悠二→悠仁です。おもしろいので更新頑張ってください。 (2021年2月28日 0時) (レス) id: fd7374c21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イム | 作成日時:2021年2月15日 21時

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