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『今日はよろしくお願いします。』
今日お世話になる補助監督さんに挨拶をした。
「では、目的地に移動しますね」
私はシートベルトをして頷いた。
そして、任務内容に目を通す。
予め場所を知ってると有利だからね。
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「帳を落とします。お気をつけて」
『はい、いってきます。』
補助監督さんにそう告げ気持ちを切り替える。
任務内容だと推定2級か…。
とりあえず昇級試験までにゆとりを持たせたいから
短期決戦に持ち込むか…。
『…六眼』
2級が2体…。場所は多少離れてるな。
他の呪力は感じない。じゃあ2体祓えば任務完了かな。
『業炎呪法 包容の灯火』
花沙蒔麗に炎を纏わせ呪霊がいる場所に走り出した。
_____________
『ふぅ、任務完了。』
私は怪我をすることなく無事2体を祓えた。
時間もそこまでかからなかった。
補助監督さんの所へ帰ろう。
「お疲れ様です。」
補助監督さんは私を見るとそう言いドアを開けてくれた。気遣いに感謝し車に乗り込む。
「出発します。」
私は窓を見る。
ここに着いた時より雲行きが怪しくなってきた。
『雨、振りますかね?』
私はポツリと呟く。
「この感じたと降るかもしれないですね」
『雨は…嫌だな…』
先程の言葉より小さく発したからか、
補助監督には聞こえなかったようだ。
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「起きてください。昇級試験の場所に着きました」
いつの間にか寝てたんだ。
私は補助監督さんに起こされた。
『ありがとうございます』
私は車から出て説明を聞く。
「ここは一級呪霊と二級呪霊が一体ずついます。」
『分かりました。』
帳が降ろされた。
するとポツポツと雨が降り始める。
雨足は強くなりそうだ。
『やっぱり降るのか…』
私の業炎呪法の欠点を挙げるとするなら天候だ。
いくら自分が作り出していると言っても水には負ける。雨が降っていても戦えるには戦えるが、晴れの日より呪力消費が多くなる。
『でも、天気に文句は言えない。』
今回はより短期決戦に持ち込まなければならない。
私は緊張の汗を拭い呪力を感じる所へ走っていった。
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イム(プロフ) - ラウさん、ご指摘ありがとうございます。間違いが確認できた箇所は訂正させていただきました。作品を褒めていただいてとても嬉しいです(^ ^)これからも更新頑張らせていただきます! (2021年2月28日 13時) (レス) id: 70d759bca9 (このIDを非表示/違反報告)
ラウ - 悠二→悠仁です。おもしろいので更新頑張ってください。 (2021年2月28日 0時) (レス) id: fd7374c21d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イム | 作成日時:2021年2月15日 21時