あなたへ (ページ12)

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Cクラスから麻弥さん、Bクラスからは1位だった木村さんや歌がすごい上手だった藤牧さん、髙塚さんなど、たくさんの練習生がAクラスに昇格した

あとは、Aクラスから降格する4人の練習生だけ

KENZO「……では、結果を見てください」

KENZOさんに言われて再評価の結果が書いてある紙を見てみる

この薄っぺらい紙に書いてあるのは、紛れもなく“_”だった

KENZO「…Aクラスに残らなかった人は部屋から出て行ってください」

俊司「……え」

アン「え、Aちゃん？」

『…ありがとうございました』

麻弥「…Aは、自分なりに頑張ったんだよね」

『……はい』

麻弥「ちょっとやり方間違えちゃったんだもんね」

『はい…』

麻弥「頑張ったね」
「1人で不安だったんでしょ」

『……麻弥さんと2人が良かったです』

麻弥「うんうん、そうだよね」
「私もAとか良かった」

『ごめんなさい』

麻弥「んーん」
『大丈夫、ここから這い上がって』
『絶対デビューしようね』

麻弥さんは暖かい

麻弥さんは本当のお母さんみたい

麻弥さんは強い

……あぁ、情けないな

西「……大丈夫だよ、Aちゃん」
「まだチャンスはあるから」

西さんがそう言って背中に手を当ててくれた

西さんは麻弥さんとは違うけど

なんか、無条件の優しさを与えてくれる感じ

自分も辛いだろうに、私のこと気遣ってくれるってほんとすごい

西さん、西島さん、小林さんと別れてついた先は

『橘Aです、お願いします』

……

雄大「正直……AちゃんがFに来るとは思ってなかったんで、それがすごい……」
「あんなすごい人でもダメなんだって」

森井「Aでもダメっていうのを見て……というかなんというか…」
「正直めっちゃショックです」
「レベルの高い人でもこの評価を受けるっていう事実によって、なんか…自信が……」

……

『体調管理も自分の実力だし』
『正直諦めていた部分もあって、まぁ、妥当だなって』
『でも、ショックとか全然ないです』
『今はまだ時間があるので、今のうちにもっとレベルを上げて、次の評価に備えたいです』

@xxx
　えぇ！？AFなの！？

@xxx
　自業自得

@xxx
　もうちょっと頑張って欲しかったな

@xxx
　舐めてるからこうなんだよ

@xxx
　Aがいることで他の練習生にも影響がでてる
　早く辞退して
　
　
　