あなたへ Ⅱ (ページ15)

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遂にページ15

　
　
　
　
　
　
　
　
　
遂にファイナル当日

自分の荷物を持ってバスに乗り込む

田島「A、ここ空いてるよ」

柾哉「おいでーA」

洸人「お兄さんたちとお話しましょーね(」

なんか変な人いたけど

取り敢えずたじくんの隣に座る

田島「Aが隣に座るなんてレベル分け以来かな」

『うわ、その単語出さないでください』
『もう２度と思い出したくない……』

洸人「なんでだよ笑」

柾哉「俺あの時京介とか大夢とかよりも歌上手い人いると思ってなかったから本当にびっくりしたな〜」

『別の話しません？？』

田島「あ、誕生日おめでとう」

『たじくん、ありがとうございます』

別の話、って言ってすぐ誕生日の話に切り替えてくれてありがとうたじくん

そういえば昨日はフェンファンくんの誕生日で、明日は匠海くんの誕生日

オンタクト評価期間中公式サイト見てたら
2人のこと見つけて本当に驚いた

こんな偶然あるんだな、って

柾哉「A、緊張してる？」

『…………なんか、笑っちゃうほどしてないです』

田島「え、なんか意外」

アン「Aちゃん嘘ついてる！笑」

冬馬「さっき9回ぐらいトイレ行ってたら」

柾哉「え！よっつーの記録超えてんじゃん！」

『じゃあチャンプは私ってことで』

洸人「何に喜んでんの笑」

周りの人と談笑してたら会場にバスが着いた

それでもみんなはまだリラックスしてるみたい

……この雰囲気、大好きなんだよな

洸人「Aなんでこんな荷物あんの？？」

『女子ですから』

洸人「それはどういうドヤ顔なの笑」

田島「俺これ持つね」

柾哉「Aちゃんこれ持ってくね」

『あ、ありがとうございます』

洸人「あ、じゃあ俺これ……」

『大丈夫です』

洸人「えっ」

……あれ、そういえば私最初の頃洸人くんのこと
“私が苦手な人種”って言ってなかったっけ……？

柾哉「洸人良かったね、心開いてもらえて」

田島「Aちゃんと喋れるようになってから洸人くんずっとニヤニヤしてるね笑」

洸人「んーいや、まじで嬉しかったから笑」

柾哉「俺最初Bだったからわかんないけど、Aのとき誰とも話してなかったの？」

洸人「話してないんじゃなくて話そうとしてなかったんだよな」

田島「……あれ、雄大ってどうやってAと仲良くなったんだろ」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　