呪術の世界に女神が舞い降りた。7【呪術廻戦】【ぬらりひょんの孫】

大粒の涙 ページ7

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Aside





わたしが広間の襖を勢いよく開けたそのとき、広間にいた全ての妖たちがこちらを向いた。





じいちゃんも父さんも母さんもリクオも。

だいぶ月日が経ったのか、リクオは大人になっていて、母さんも目尻の皺が増えていた。





その場はシーンと静まり返っていた。

こちらを向いて、段々とみんなの目が大きく見開いて、涙を溜めて。






「姉、貴…？」





リクオのそれをきっかけに




「「「「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁああ！！！A(様)！！！！！！！！！！！！！！！！」」」」」






堰を切ったように大粒の涙が溢れ出した。

みんなも、わたしも。







みんながわたしに向かって、両手を広げて飛び込んできて、みんなで抱きしめ合う…



わたしもみんなと抱きしめ合い…たかった。



体温を感じたかった。



だけど、みんなの体はわたしをすり抜けて、ぶつかった。







「「「「「え…？」」」」」






「A…お前それ…」

『じいちゃん…』





今のわたしは肉体がない。

おそらく肉体は向こうに置いてきたんだろう。





そのことも含めて、呪霊のこと、呪術の世界のこと、今の渋谷の状況のことをみんなに説明した。




−−−−−
作者から

ちなみに、最期の望みから30年後の世界で、新たな希望より20年前の分岐した世界です。

そして、何故Aがああいう行動とったのか奴良組は皆知っているということで…すみません。



どちらの世界をパラレルワールドにするかはあなた次第！(調子に乗るな)

というわけでね、どちらも楽しんでいただければ幸いです。

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