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2話 ページ3

雪兎サイド
弟たち位の人間が出てきたと思ったら、いきなり手当をすると言ってきた。

「構うな。これくらいいつもの事だ。ガキはさっさと帰れ。俺たちも帰るところだ。」

?1「ダメですよ!傷口そのままにしてたら、バイ菌入っちゃうんですよ!」

このガキは退く気は無いようだ。

しかし、相手は人間。

俺たちに何をしてくるか分からない。

まして、全員重傷の状態では逃げるのも難しいだろう。

そうこう考えていると…

?2「乱太郎、お待たせ。」

目の前のガキより背の高いガキが3人やってきた。

逃げられねぇ。

こいつらは何をする気だ。

弟たちを守らないと。

俺は折れても…あいつらだけは……!

俺はすぐ後ろにいた弟たちを背中に回してなるべく相手から見えないようにした。

?2「君たち酷い怪我じゃないか!治療するから…」

桃色の服のガキが手を伸ばしてきた。

「触るな!俺たちはもう帰るところだ。家でする。」

?2「家は何処なの?そんな怪我じゃ歩くのも大変だろ?痛くないから、ね?」

後ろで乱と五虎退が震えてるのが分かる。

薬研だって無理をしているだろう。

ここを早く離れなければ…

「(小声)薬研、乱走れるか?俺が時間を稼ぐから、五虎退を連れて走れ。俺は後から追いつくから。」

乱「雪兄…」

「行け!」

俺の声と共に薬研たちが森の中へ走り出した。

?1「あ!」

?2「留三郎、あの子たちを」

?3「おう!任せとけ」

緑の服を着たガキが薬研たちを追いかけようとした。

その前に俺は刀を構えて立ち塞がった。

?3「な!」

?2「どうして嫌がるんだ。あの子たち、あのままだと危険だよ!」

「少なくとも、ここにいるよりましだ!」

俺は目の前の緑のガキに攻撃を仕掛けた。

すると短刀よりも短い見たこともない武器で受け止められた。

?3「いきなり何をする!手当をしようとしただけだろ!」

俺は攻撃を辞めずに、ずっと仕掛け続けた。

薬研たちが逃げる時間を稼がなければならなかった。

守る約束だから。

その一心で俺は刀を振り続けた。

その時……

?4「伊作、見つけてきたぞ。」

青色の服を着たガキが薬研たちを抱えていた。

「弟たちに手をだすな!」

俺はそいつに斬りかかった。

その直後、首に痛みがはしりそこからは覚えていない。

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作者名:名無し4774号 | 作成日時:2019年10月13日 15時

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