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祭りだワッショイ ページ7

とか言いつつ、あれから数日が立った。祭りの見回りに駆り出されたのだ。



辺り一面カップルで来た奴ら、お友達と来た奴ら、彼女がいないので仕方なく友達を連れてきた男共で賑わっている。



正直いってどうでもいいのが心情だ。こんなことしてるんなら、あの女からかってた方がまだ楽しい気がする。




「何でたかが祭り程度で俺らが駆り出されなきゃならねぇんですかィ」



「文句言う暇あったらそこら辺取り締まって来い。見ろ、近藤さんまだ諦めてねぇぞ」




隣を歩く土方さんが顎で前方を指す。




「お妙さあああああんんんんっ!!!今宵俺と祭りという名のアバンチュールを共に!!!」



「失せろゴリラどっから湧いてきた!!!テメェだけあの世に冒険してこんかい!!!!」




そして姉御は近藤さんを鉄板でタコ殴りにする。




「土方さん、あれ取り締まんなくていいんですかィ」



「ほっとけ」




土方さんはそう言うと素通りを心決め、タバコを吸う。




「あれれ、警察が仲裁に入らなくていいのー?」




後ろから聞こえたアホの声。声のした方を見ると万事屋の旦那とガキ2人がいたのだ。どうやら屋台を開いていた様だ。型抜きの。




「あ、お二人も来ていたんですね!」



「おい仕事しろヨポリ公。姉御困ってるアル」



「どっからどう見ても困ってる顔じゃねぇだろィ、あれ。どっちかって言うと取り締まられる側だぞあれ。」



「ほっとけ総悟、馬鹿共の言葉に耳を貸す通りはねぇ」



「警察ってホントに腐ってるねー。犯罪取り締まらないで素通りなんて。俺だったら恥ずかしくて縮こまってるわ、家で」



「お前毎日家ん中にいるようなもんだろ万年金欠野郎が」




土方さんと旦那のやり取りがまた始まった。




「んだと?だったら善良な市民に金の一つや二つ置いてってくれても良くない?オラ財布出せや、型抜きやらせてやるから」



「ふざけんな!こっちはテメェらと違って公務中なんだよ!つか何さりげなく売上伸ばそうとしてんだテメェ!!」



「旦那ー。土方さん隊服の中にあるポケットに財布入れてやすぜィ」



「お、マジか」



「何お前コイツに方持ってんの?てか何で知ってんの!?つかテメェもさり気なく手伸ばすな!」




よく分からない攻防が目の前で繰り広げられている中、









「テメェさっきっから何様なんだよ、あ?」








近くで騒ぎがした。




……………喧嘩か?

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作者名:みぃ太 | 作成日時:2018年4月8日 15時

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