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本領発揮 ページ34

1日ホストはその日の夜に行われた。



「皆さん、お嬢様方に失礼のないようお願いしますね」



高天原ナンバーワン、もとい本城狂死郎が打ち合わせでそう言った。



「お易い御用だ。任せろKyousirou」



「準備は整ってるぜフゥ!!」



「OK!いつでも行けるぜ!」



万事屋3人は相変わらず馬鹿なようで。「大丈夫かな…」と高天原ナンバーワンホストはそう言った。



そして赤谷に視線を向け



「お初にお目にかかります。改めまして、私、本城狂死郎という者です。赤谷さん、でしたね。今夜は緊張せず、リラックスして共に女性をもてなしましょう」



見知らぬ男と喋った方に緊張したのか、赤谷は全力で頷いていた。



かなり黙り込んでいたが、大丈夫かホントに。



「……で、質問なんだがよ」



後ろから声をかけられた。



「あ、土方さん。いたんですかィ」



「いたんですかィ、じゃねぇんだよ!!俺をここに呼び出したのはテメェだろ!?なんで俺までこんなとこに呼び出されてんだよ!!」



「うるせぇな、とっとと飲んで酔って海に鎮まってくだせェよ、Toshi」

「だから誰がToshiだ!つーか何でテメェは着替えてねェんだ!何でテメェだけ寛いでんだ!」

「うるせぇぞV字前髪。ねぇ沖田クン、なんで寄りにもよってこの瞳孔ガン開きのマヨネーズニコチン臭い奴呼んだわけ?確かにもう1人ほしいって言ったけどこいつの特徴前髪と瞳孔しかなくね?」

「旦那、狙いはただひとつでさァ。土方の黒歴史を新たに作るためですぜ」

「ならいいや」

「よくねぇんだよドSコンビ!こんなことやってられっか!帰るぞ総悟」



土方が背中を向け帰ろうとしたところ、



「あ、もしかして自信ないんだぁ?確かに前ここでホストやった時お前結局何もしなかったもんなァ。テキーラ飲んで倒れたもんな?」


「テメェも倒れただろうが!上等だやってやらァ!どっちが多く指名されるか今度こそ決着つけてやんよ死に目野郎が!!!」


「んだと!?言ったな!?テメェ負けたら江戸を褌一丁で逆立ちしながら巡回しろよゴラ!!!」


「テメェこそ負けたら褌一丁で逆立ちしながらナンパして来いよ!!!今度こそとっ捕まえてやらァ!!!!」



……褌に何かの恨みでもあるのだろうか。



「「おい、俺に指名入ってねェか!!!?」」



旦那と土方さんは本城狂死郎に詰め寄る、が。



「い、いや…実は、ですね」



そいつは客席の方に指を差した。

指名→←輝き始める目



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作者名:みぃ太 | 作成日時:2018年4月8日 15時

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