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第61話 ページ19

土方said



近「トシ、何もあんな言い方しなくても、」



翌日、捜査は再開された。



昨日柏田の家から出てきた被害者達の身分証により、隊士達のほとんどが柏田に疑いの目を向けていた。



もちろん、心のどこかで無実を信じてる奴もいる。



近藤さんは昨日の柏田に対する俺の態度のことを言いたいのだろう。



土「じゃねぇと引き下がんねぇだろ、柏田は」



近「しかし…!」



土「───・・・なァ近藤さん、



おかしいと思わねぇか」



近「な、なにがだ?」



一昨日、柏田のいた医療チームの人間に事情聴取をしたところ、どこか違和感を覚えた。



土「その関係者達は口を揃えて、心当たりがあるって言って柏田の名前を上げた。」



近「あ、あぁ…」



土「…柏田が医療ミスをしたからと言って、その医療チームだった人間を殺したと思うなんて、俺ァおかしいと思うがな」



近「……確かにな。それに、俺には蘭ちゃんが腹癒せに人殺しをするとは思えねぇ。」



土「……柏田が犯人だと思うほどの理由が奴らにはあるんじゃねぇか」



近「理由って、例えば…」



土「……さぁな。そこまでは知らねーよ。あとはこっちの調査次第だ。」



そして一人単独で捜査してるであろう、アイツにもよる。



……朝いつも通り寝坊でもしてるかと思ったが、



そのドSは既に布団の中にはいなかった。




土「………ったく、



いつもそうだったらこっちも助かるのによ。」





こんな時だけ本気出すたァ、



アイツの頭の中は本当にどうなってんだか

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作者名:みぃ太 | 作成日時:2018年3月27日 15時

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