第58話 ページ16
───・・・
2日後、蘭は屯所に呼び出された。
蘭は会議室の真ん中で正座をしていて、その左右両方に隊士に挟まれていた。隊士達の目線は全て蘭の方へ。俺もその一人だった。
そして、蘭の正面には近藤さんと土方さんがいた。
土「……柏田、何で呼び出されたか、分かってるな」
「…………は、い」
蘭は、膝の上で手をギュッと握った。
土「……今回の事件の被害者3人は、テメェと同じ医療チームだったらしいな、」
「……そうです、」
土「何で黙ってた」
「………3人目の被害者が出るまでは、無関係だと思ってたので、」
土「だが実際関係性があった。それに関して、テメェはどう思う」
「どうって……」
土「聞けばテメェ、半年前に医療ミス起こして大問題になったらしいじゃねぇか。しかも、殺されてるのはその手術に加わった奴らばかりだ。」
「……、何が、言いたいんですか」
土方さんは鋭い眼光を蘭に向けた。
加えていたタバコを人差し指と中指で掴み、口を開く。
土「単刀直入に言うとだな。
柏田、お前に殺人容疑がかかってる。
今回の事件、
テメェには捜査から外れてもらう」
「───・・・!」
それは、俺も初耳だった。
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作者名:みぃ太 | 作成日時:2018年3月27日 15時