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第53話 ページ11

蘭said



沖田が帰って数分



その扉をずっと見ていた。



「……何だよ、アイツ」



突然口に侵入した冷たい物体を黙ってモグモグと食べていた。



「……甘、」



いちごアイスを甘いと思うのは当たり前だろうけど。



「……ってかこれ、食いかけじゃん。」



まじなんなの、アイツは。分かっててやってんのか、それとも向こうにはその気は無いってか?



……何この自分の初心さ。うぜー。



食べ終わったアイスの棒をゴミ箱にポイしてから、机に向かった。



「……旗山徹司に犬井太郎、ね」



どちらも見覚えのある名前。



否、私はどちらとも会ったことがある。



「……ま、バレない程度にやりますか。」



二人の男の写真を机に置いた。

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作者名:みぃ太 | 作成日時:2018年3月27日 15時

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