第171話『特別』 ページ22
白蘭side
白「あーあ、行っちゃったなぁ」
沢「……骸相当キレてたよ……Aちゃん大丈夫かな……」
リ「いや、あれはもう喰われるな」
沢「く、喰われるって、お前…!!!」
ええ、それは嫌だなぁ。
阻止しに行こうかな…
なんて思っちゃうぐらいにあの子の存在は僕にとって大きいみたいだ。
白「Aチャンには会いたかったから君達には感謝だよ」
沢「っそっちが会わせないと言わない、とか言ったからじゃん?!!!!」
白「で、どうなの?さっきの話通り、Aチャンとは無理やり恋人になったんだ、彼女は悪くないよ?」
リ「骸に言った通りだ。大丈夫だと思うぞ。
………というか認めない奴がいても俺が認めさす」
さっすが♪
頼りになるねぇ「それに…俺がAを認めない、なんて言ったらツナの家がたちまち戦場になりそうだしな」
……別にそこまではしないよ。
ただちょーっと暴れちゃうかもしれないけど。
ニコッと笑えばひええ、と言う綱吉クン。
リ「というか白蘭。
……Aが他のパラレルワールドにいなかった、っつーのはどういうことなんだ?」
白「それについては僕も謎だよ。いくら調べても全く分からなかった」
リ「……」
白「…まぁ、分かっているのはこの世界において、Aチャンは何らかの"特別"だという事かな」
沢「……Aちゃん…危ない目にあったりしないよな…?」
白「そこは大丈夫なんじゃないかな?万が一何かあったとしても彼女の側にはたくさんのナイトがいるわけだし」
もちろん僕もね♪
僕がそう言えばホッと息をつく綱吉クン。
しかしそれも束の間、ハッと思い出したように僕の顔を見るが、彼の口から言葉は出ない模様。
やっぱり君は面白いなぁ。
聞いていいのか、はたまたダメなのか。
彼は迷っているのだろう。
オドオドとしながら聞きずらそうに僕を見る彼。
………のくせ、その目の奥に潜んだ炎はしっかりと僕を見据えてる。
覚悟が決まった瞳で彼は口を開いた。
沢「…なぁ」
白「なぁに?」
沢「………さっきAちゃんが言ってた"空っぽ"、って…どういうこと?」
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (11月11日 10時) (レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして!今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました!これからも応援してます!! (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(;;)嬉しすぎます…!最高なんてもったいなきお言葉…!亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます!!!こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ゚ω゚`)!!!ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です! (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(;;)初代さん…!!zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います!!(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くうはく | 作成日時:2019年12月25日 12時