第172話『予測不能』 ページ23
引き続き白蘭side
沢「………さっきAちゃんが言ってた"空っぽ"、って…どういうこと？」
あぁ、そのことか。
リ「それは俺も気になっていた」
教えろ、と言われれば教えるしかない。
別に隠しているわけでもないからね。
彼女の消えた窓を見ながら僕は彼らにこう問いかける。
白「_________僕がこの世界はつまらない、って言ったら彼女は何て言ったと思う？」
沢「……なんて言ったんだ…？」
白「綱吉クン考える気ゼロだね」
リ「ちったぁ自分で考えやがれ(蹴り)」
沢「いってええ！！…だ、だってAちゃんって予測不能じゃんか！！！」
ここの師弟コンビも相変わらずだなぁ。
でも綱吉クンの言う通り、
本当に彼女は予測不能だ。
．
_______Aチャンを縛っていた鎖を外して僕の部屋で傷の手当をしている時。
『………ねぇ』
部屋を移動して以来、一言も喋らなかった彼女が口を開いた。
『どうしたの？』
『…アンタの望みってなんなの』
『急だね。望みかぁ…………望みはないかな』
『は？』
『ただ、この世の中がつまらない、と思っただけだよ』
『……』
『もしかして幻滅しちゃった？』
『……』
『…Aチャン？』
『………つまんないなんて当たり前じゃん』
『え？』
『だって……アンタ自身が"空っぽ"だもん』
．
白「正解はこうでしたー」
沢「………Aちゃん、相変わらずの度胸……」
リ「Aは早死するな、絶対」
白「ハハッ、思い出したらやっぱ欲しくなっちゃうなぁ〜」
リ「ライバルは多いぞ」
ニヤッと笑う小さい赤ん坊にそうなの？と聞けば驚くべき返答が返ってくる。
リ「Aのファーストキスはザンザスだからな」
白「！………へぇ、ヴァリアーのボスまでもがAチャンのこと気に入ってるわけだ？」
沢「ザンザスだけじゃないよ……ヴァリアーみんなそうだし骸はもちろん…雲雀さんだって…」
白「……手強そうなのばっかりだなぁ」
普通じゃ絶対なびかないようなヤツらばっかりだもん。
僕も含めてだけど。
白「ま、今度はちゃんと……
ちゃんと正攻法で落としてみせるよ」
その時まで
またね、Aチャン♪
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました！これからも応援してます！！ (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(；；)嬉しすぎます…！最高なんてもったいなきお言葉…！亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます！！！こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ﾟωﾟ｀)！！！ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です！ (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(；；)初代さん…！！zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います！！(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2019年12月25日 12時
