第412話．危険信号 ページ32
スマホを取られ電話を切られた。
「ねぇ相手男？彼氏とか？」
「お前強引すぎだろ…(笑)」
「いや、近くで見たら益々どタイプだった。…てか君ここに泊まってんの？まだ時間あるならさ、俺らと話そうよ」
「ウケる。まじで狙ってんじゃん」
1人はおいおい、と。呆れたように笑いこの様子を見ている。そしてもう1人は私の腕を掴みつつ、落とした鍵を拾い上げ部屋の鍵穴に差そうとしていた。
やばい、連れ込まれるのはやばい。
今まで絡まれた中で1番やばい気がする。
＿＿＿＿＿＿＿＿…頭の中での危険信号が鳴り止まない。
『やめ、…っ離し、』
カチャリと音を立てて開いてしまったドア。
グイッと強い力で引っ張られ抵抗してもやはり力ではかなわない。
もうダメだと思った…、
その瞬間。
「い"っ、」
「誰だ、って……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｯ、牛島…！？」
牛「…その手を離せ」
私を引っ張っている男の腕を若利先輩が掴んでいた。
そんな若利先輩の顔を見て男達は小さく息を飲む。
だって、
彼の顔が今まで見たこともないくらい怒りに満ち溢れていたから。
「っ、いいのかよ！バレー部が暴力沙汰起こしても！」
天「言いたいなら言えば？
ケド、痛い目見るのはそっちだと思うナー」
若利先輩の後ろからヌッと現れたのは天童さん。
その手にはスマホ。
天「SNSでも投稿しようかと思ってたらまさかこんなのが撮れるとはねぇ〜。
…で、＿＿＿＿＿＿いつまでその子の腕掴んでんの？」
今までヘラヘラとした口調で話していた天童さんの雰囲気が変わる。
牛「もう一度言う。その手を離せ…でないと、」
＿＿＿＿＿＿＿悪いが手加減出来そうにない。
若利先輩がそう言って力を込めると、ミシッという音が聞こえた気がした。
「っ、痛ｯ、……ｯわかった！悪かったって！！」
「ｯいくぞ…！」
ぎゅうっと握られていた腕が解放され、思わず地べたにペタリと座り込む。
牛「…A、」
『………っ、こわ、かった…ぁ、…』
今まで保っていたものが全てはち切れるような感覚だった。
目からは大粒の涙がボロボロと溢れ、カタカタと指先は震えている。
子どものように泣き続ける私に若利先輩はもう一度、「…A」と私の名を呼んだ。
そして、
牛「…俺は、お前に触れてもいいか」
そう、問われた。
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くうはく(プロフ) - あっぴーさん» 確実に入っちゃいますね…、もうほんとに無駄に長い！！纏めれなくて申し訳ないです🥲💦 (1月28日 19時) (
レス) id: 6aeeb22f72 (このIDを非表示/違反報告)
あっぴー - もしや次で10章入っちゃいます？ (1月27日 23時) (レス) @page50 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - あっぴーさん» あっぴーさんんん…！！夢主ちゃん褒めていただけるの本当に嬉しいです🥲🫶兄対しては稀すぎるデレなので貴重回です(とは) (1月27日 16時) (レス) id: 6aeeb22f72 (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - ツバサさん» ツバサ様！無駄に長くて申し訳ありません…！！駄文多いのどうにかしたい…。褒めに褒めて頂き感謝です😭🤍くうはくの妄想が詰まったお話となっておりますがこれからも更新頑張ります！！ (1月27日 16時) (レス) id: 6aeeb22f72 (このIDを非表示/違反報告)
あっぴー - デレ夢主ちゃんもよいの〜いやされる (1月18日 17時) (レス) @page49 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2023年10月9日 10時
