【怪物事変】七転八起とは言うけれどこれは難しい (ページ2)

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1話~泥田坊と濡れ女~ ページ2

　

　

「東京の人来るってほんま！？」

「えろう派手な格好じゃったで！」

「見に行こ！！」

弥太郎「泥田坊！！濡れ女！！お前らは来んなよ、東京の人鼻もげたらわやじゃ！」

　

　

　

　

　

　

　

　

　
　

　

　

　

　

　

　

　

「あぁ、気をつける」

「…………」

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隠神鼓八千side

　

　
「腐っとるんです、死体が……

昨日までよう動きょうた家畜が一晩で…ですよ……」

依頼されこの田舎にやってきたは良いが途中タイヤが駄目になりどうしようか悩んでいた時、トラックを運転している依頼主の宿屋の女将さんと出会った

いやぁ良かった良かった、あのままじゃ危うく着くのが夕方になっちゃうところだったからな〜

………っと今はそんな事より話を聞かなきゃだな

「人間にそんなこと出来ますか？皆怯えきってしもうて……」

隠神「ははぁ…」

「子供らにはこの事件のことまだ黙っとります

怖がって学校行かんようになっても困りますし………まぁ大人の態度でバレてしまうのも時間の問題ですが

困るんですよ、子供に……なんか……影響があったら………変な噂立てられても困ります、どうか事は内密に…」

隠神「勿論、内緒事は我々の得意とするところです

なんせ僕は“探偵”ですからね」

「…………その割には、えろう派手な格好で来ましたね」

チラリとこちらを偶に見やる女将さんにサングラスを少しずらして笑えば訝しげな顔で見られてしまった

ま、それもそうだろうな

自分で言うのもなんだがスーツにサングラスは怪しいもんな

そしてもうそろそろ着くというところでまさかの妨害が入る

隠神「えーーー？！追い越したらいいじゃないですか！」

「おえんのです、鹿はうちの村の特産品なんで敬う決まりになっとるんです……」

丁度道路のど真ん中にまさかの鹿が休憩していて車が止まってしまった

………鹿に序列が負ける人間とは

隠神「やれやれ、一服すっか……」

仕方ないと半場諦めタバコを吸おうと車からおりる

ｻﾞｯｸ

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隠神「ん？」