今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:26,639 hit
小｜中｜大
▲ ページ22
．
稜『Aが見舞いしてる相手、俺の友達かも』
海『本当に？なら、話は早いけど...』
稜『や、でも...』
ーーーーー...『その子、歌うことが大好きやねんけど...色々あって声が出ないんや。
だから、会うときはお手柔らかにな』
佑『どした？』
これが本当に彼女だとしたら...
稜『A...歌えないと思う』
嘘だと言ってほしい
そんな全員の視線が俺に突き刺さっている気がした。
稜『明日その友達の見舞いに行くんだけど
Aに会ったら、俺...どうしたらいい？
Aの声が本当に出なかったら、バンドやろうなんて、口が裂けても言えないだろ...』
じんわり目に涙が溜まっていく。
拓『治すことってできないのかな...声が出ないって、何かの病気？』
．
海『稜雅、Aが声が出なくなったのって...』
俺は、ただその問いに頷いて
海『Aがいなくなる前の話なんだけど』
佑『なに？』
静かに話す海の言葉を、聞いていた。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：知華 | 作成日時：2017年11月27日 18時
