【ポケモンSV】甘い宝物。【反応集】

＊ ページ22

○レホール
「あぁ…！胸の高鳴りを抑えられん…！！」
少し付き合ってくれと言う彼女とともに、いざガラル地方ラテラルタウンへ。古代の芸術を中心に栄えてきたというこの町は、歴史教師である彼女にとってはうってつけの場所で。ウッヒョー！とでも叫びそうなほど、王族が描いたとされる古代壁画などに大興奮しています。現地の人の話も聞いたりして、ノートに書かれる考察が止まりません。生き生きとしている彼女の邪魔をしないよう、ほりだしもの市でも覗いてこようかと思い、離れようとすると

「貴様にとっては退屈かもしれないが、傍にはいてくれ」

目線はそのまま遺跡の方へ、しかし確実に手を掴んで引き止めます。そのまま隣に座ると、フフ、と笑を零し、頭をくしゃりと撫でられます。少しでも離れたくないようです。

　

　
○グルーシャ
「すごいな…。目がチカチカするけど」
旅行へ行こうと、赴いたのはカロス地方のパルファム宮殿。300年前の戦争の後に建てられたという立派な宮殿に、2人して思わず息を呑みます。彼としてはさほど宮殿に興味はないけれど、あの子が楽しそうなら…、という理由で一緒に回ってくれます。そんな中、のんびりと見て回るものだと思っていたのに『こっちバルコニーありますよ！！』となかなかの速さで進んでいく後ろ姿を見て、ため息をこぼします。

「どこまでもお転婆なお姫様…ってやつ？」

『グルーシャさん早く！』と急かす恋人に「行くから待ってってば」と冷たいようにも聞こえる声で言いますが、それとは裏腹に、見つめる瞳はとても優しい。

　

　
○チリ
長期休暇もろたで！！と連れていかれたのはジョウト地方エンジュシティ。和風建築物の多い風情ある街並みに感動していると「ええ顔しとる、連れてきて良かったわ」と笑顔を向けます。歌舞練場へ訪れ、美しい踊りを披露する舞子はんに目を奪われて、その場を後にしてもなおポーっとしていると、彼女は不機嫌そうに顔をしかめます。どうかしたのかと尋ねると「いや、分かるで？綺麗やったし」と前置きをひとつ。

「そやかて、もうちょいチリちゃんとのデート意識してくれてもええんちゃう？」

拗ねる彼女は子供のようで。意識していると伝えると、案外すぐ機嫌は直ります。貴重な貴重な長期休暇。彼女は完璧なエスコートをしてくれるでしょう。

　

　

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知識が乏しくて、だいぶキャラを絞ることになってしまいました、ほんと申し訳ないです…。

それはそれとして私はカロス地方が好きです。
リクエストありがとうございました！

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