【ポケモンSV】甘い宝物。【反応集】

サワロ詰め ページ15

○好きと伝えたら
「…ここだとまずい。場所を移ろう」
生徒もちらほら見える家庭科室で、コソッと『サワロ先生、好きです』と伝えると、片手で顔を覆ってため息をつきます。手を引いて近くの空き教室に入ります。呆れられた、引かれた、と涙が出そうになっていると、それに気づいた彼は大慌て。「どうしたのだ、痛かったか」とあたふた心配してくれるけど、そうじゃない。『迷惑かけてすみませんでした』仕事に戻ります、と伝え教室を出ようとすると、引き寄せられて腕の中へ。

｢…ワガハイの鼓動は聞こえるだろうか｣

胸元に耳を当てられて、聞こえたのはドッドッドッ、ととても速く大きい心臓の音。「話を、聞いてもらえるだろうか」と言う彼の顔は、間違いなく赤い。

　

　
○好きと言って逃げたら
｢待ちたまえ｣
『好きだなぁ』と、気づいた時にはもう遅く、聞いしまった彼は「今、なんと…」と目をぱちくりさせています。猛ダッシュで逃げるも、体格のいい彼から逃げることは叶わず、腕を掴まれてしまいます。反動でよろけると支えてくれて、「怪我はないか」と気遣ってくれる彼は紛うことなき紳士。いつもなら嬉しい行為も余計に恥ずかしくなって『忘れてください』と言っても

「それは…、聞けない頼みだな」

と困ったように笑うだけ。「ワガハイの胸の内も知ってもらいたいのだ」と優しい眼で見つめられては、拒否することは不可能でして。

　

　
○『他にいい人がいる』と告白をはぐらかしたら
「そうとは思えんな」
どれだけ好きだ告白されても、はぐらかし続けるのに耐えられません。何故そこまではぐらかすのか、と問うと、『私なんかよりいい人はたくさんいるでしょうし』との答えに、悲しくなってしまいます。彼の様子を見てその場を離れようとすると、「…笑顔が素敵だ」とポツリとこぼします。なんだと思い、声をかけても、誰かを褒めるような言葉を次々と並べてきます。ようやく言い終わったかと思うと、

「こんなに魅力的なあなただからこそ、ワガハイは惹かれたのだ」

そっと包み込むように頭を撫でられます。逆にこれで落ちない人っているんですかね。

　

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