＊＊ ページ43
○ピーニャ
「うわっ！？ごめんっ、本当にごめん！」
段差につまずいてびたーんと転べば、唇は重なり合っていて。叫びながら腕で顔を隠し、極限まで顔を背けます。その反応がどうも拒絶されているようにも見えて、『嫌だったよね、ごめんね』と急いでどこうとすると
「ち、ちがう！嫌ってンじゃなくて、その…！！」
腕をパシっと掴んで逃がしてくれません。今まで逸らされていた顔は真っ赤になっていて、この後紡がれる言葉に期待しない訳にはいかない。
○メロコ
「わ、わりぃ…！！」
転けてしまった彼女に覆いかぶさられて、キスしてしまっている状況に。気づいた彼女は、ガバッと勢いよくどいて手を差し出してくれています。「マジ悪かった…」と何度も謝る彼女に『メロコちゃんで良かったよ』なんて笑って言ってみれば
「テメ…ッ！ンなこと簡単に言ってんじゃねえよ……！」
ため息をつかれながら呆れられますが、その声はどこか嬉しそう。恋が実る日も遠くないでしょう。
○シュウメイ
「す、すすすすすまぬA殿！！」
彼の上に乗っかるような感じで唇同士が合わさって…ではなく、ちょうどピンクの布一枚を隔てて合わさります。実際にキスしたわけではないのに、さながら忍者のようにシュババッと立ち退く姿にちょっとビックリ。お互いに謝って解散して1人になると
「…この布が無ければ、A殿と本当に……」
自分の口元に手を当てて、状況を思い返してしまい、真っ赤っかに。忍べてないぞ、忍者くん。
○オルティガ
「ま、じかよ…」
所謂事故チューというものをやってしまって、その衝撃ゆえか、すぐ離れることが出来ずに固まっています。さすがに恥ずかしくなって彼の肩を叩くと、「うわあああっ！？？」と大きな声を上げながら離れていきます。「悪かったよ！！」と彼の持っていたハンカチでぐしぐしと口元を拭われます。
「オマエもさぁ、もっと嫌がるっていうか、吹っ飛ばすくらいしろよな」
まったくもう、というように言われます。君だから嫌がらなかったと言えば、また面白い反応を見せてくれますよ。
○ビワ
「Aちゃん大丈夫！？怪我…は……」
躓いて、彼女の方へずっこけてしまい、抱きとめられる形で事故チューを。一瞬唇が重なったと思えば、すぐに怪我の有無を確認されるので拍子抜け。しかし、こちらの赤い顔を見て何が起こったのを察したらしく、彼女もぽぽぽ、と赤くなっていきます。
「も、もしかして今…ちゅーしちゃってた……？」
指の隙間から、ちらりとこちらの表情を伺う姿は大変、大変愛らしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 550人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たまごやき星人(プロフ) - 玲奈さん» リクエストありがとうございます、現在更新が非常に遅い状況となっています。頂いたリクエストのお話が書けるのがだいぶ遅くなってしまいますが、それでもよろしければ書かせて頂きます🙇🏻♀️ (1月13日 16時) (
レス) id: b96978c7f7 (このIDを非表示/違反報告)
たまごやき星人(プロフ) - りさぷーさん» 読んで頂きありがとうございます🙇🏻♀️リクエストですが、現在更新が非常に遅い状態となっています。それでもよろしければ、書かせて頂きます🙇🏻♀️ (1月13日 16時) (レス) id: b96978c7f7 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - リクエストで、大事なとき(告白など)になかなか勇気がでなかったら…て言うのできます？できなかったらできなかったでいいので。 (1月3日 23時) (レス) @page9 id: e7646e6d57 (このIDを非表示/違反報告)
りさぷー - 初めて見た時から釘付けになっています。o(*￣︶￣*)oリクエストをお願いしたいのですが、精神的にしんどくなり隠れて泣いていたら、寂しいとポツリつぶやいてしまったらキャラが抱きしめてくれるの二つをお願いしたいのですが難しかったら大丈夫です！ (12月15日 1時) (レス) id: f96d0b684d (このIDを非表示/違反報告)
たまごやき星人(プロフ) - 考え中さん» 初めまして、いつもありがとうございます🙇♀️✨リクエスト承りました、書かせて頂きます。今後ともよろしくお願いします!! (2023年2月5日 18時) (レス) id: c469f1fcbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまごやき星人 | 作成日時：2023年1月6日 18時
