【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ9)

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8話~物語の主人公達と~ ページ9

渡り廊下や庭を探してもその新入生は見つからず

とうとう最後は図書館だけになった

中に入ると図書館の一部が焦げて、何か動く毛玉と新入生が居た

ようやく見つけた

「さぁ、丸焼きにされたく無かったらその服を……」

ﾍﾟｼﾝｯｯｯ

うわっ……危なぁい…………

「ふぎゃっ？！痛てぇゾ？！なんだこの紐！」

クロウリー「紐ではありません！愛の鞭です！！

あぁ、やっと見つけました！君今年の新入生ですね？

駄目じゃありませんか！勝手に扉から出るなんて！！

それに、まだ手懐けられてない使い魔の同伴は校則違反ですよ！」

えっ使い魔……？でもさっきの場面を見る限り毛玉が新入生襲おうとしたようにしか見えなかったんですが……

貴女「えっちょ学園長…？」

「離せぇー！オレ様はこんな奴の使い魔じゃないんだゾ～！！」

あっやっぱり使い魔じゃないんだね

クロウリー「はいはい、反抗的な使い魔は皆そう言うんです

少し静かにしていましょうね」

学園長、全然話を聞こうとしてない……

学園長は毛玉の口を塞ぎ新入生に体を向けた

「ふがふが……！」

ごめんねぇ毛玉、私に助けを求めるような視線を送っても今の学園長

説得しようにも全く人の話を聞いてないから無理なんだよ……

クロウリー「全く…勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など女子生徒が来た事以上に前代未聞です！！

はぁ……全くどれだけせっかちさんなんですか

さぁさぁ、とっくに入学式は始まってますよ！鏡の間に行きましょう」

「とっ扉……？」

クロウリー「貴方が目覚めた沢山の扉が並んでいた部屋ですよ

この学園へ入学する生徒は全てあの扉を潜ってこの学園へやって来るのです」

貴女「通常は……特殊な鍵で扉を開けない限り生徒はそれまで目覚めないはず、なんだけど…」

「あっ、そういえば炎が蓋を吹き飛ばしていたような………」

学園長「結局元凶は全てこの使い魔のようですね」

学園長に捕まっている毛玉をよく見れば耳に青い炎が灯っている

きっと図書館の一部を焦がしたのもこの毛玉が犯人なんだろうねぇ