【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ47)

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45話~自滅も良いところ~ ページ47

貴女「うぅぅぅ…………もうヤダ……海の泡となって消え去りたい……

お母さんもお父さんも美人なのに………私は……私は…………っ！

出来損ないでウスノロ………もう、ここに居るのヤダ………ツラい……………ｽﾞﾋﾞｯ」

トレイ「あー……A？俺はAの事ちゃんと可愛いし綺麗で女の子って思ってるぞ？

な？だからそんなここから消えたい、なんて辛いこと言うなよ？」

Aの方を向いてちゃんと背中を擦りながら言葉が届くようにゆっくりと喋る

すると突然俺の近くの頭上から声が聞こえた

「リリアじゃ、

リリア·ヴァンルージュ

！どうしたんじゃA？何故泣いておる…」

気づくといつの間にかかなり離れた向こうの席にいたはずのリリアが逆さで俺とAの間の上にいた

貴女「…もうヤダ………可愛いリリア先輩はもう話しかけないで…………」

リリア「……っ？！！」

あっあのリリア·ヴァンルージュがショックを受けてるだと…？！Aの一言一言、どれだけアンタには絶大なんだよ…！

グリム「こ、コイツ瞬間移動したんだゾ！」

リリア「……お、お主ら……わしの年齢、が…気になるとな？

……クフフ…こんなに、ピチピチでっ愛らしい美少年の……わっわし……だが…

確かに……そこの眼鏡、が言う…よ…うに……子供とは、呼べ…ない歳かも…しれんな」

トレイ「ピチピチ…というかあからさまにAからの攻撃でダメージ受けてる……！」

めっちゃ肩下げてるし顔を青ざめさせてるしテンションも何処と無く下がってる気がする

クルティカルヒットしたなこれは……

リリア「すぅ…ふぅ……と、遠くから見るだけでなく気軽に話しかけに来れば良かろう

同じ学園に通う学友ではないか、我がディアソムニア寮は何時でもお前達を歓迎するぞ

勿論Aもじゃよ」

貴女「……………うぅ……」

ﾍﾟｼｯ

リリア「……っ？！！」

さっき拒絶されたばかりなのにまたAに近寄って頭を撫でれば案の定手を叩かれまたショックを受けたリリア

いやあんた本当何したいんだよ！？自滅も良いところだろう……

そっとディアソムニア寮の生徒達がいる席を見れば、どちらかと言うとあまり歓迎してくれなさそうな雰囲気だった