【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女

14話~何歳なんだろう~ ページ15

鼻と目の先にリリア先輩の顔がある為目線を下にする

……なんか、目を合わせたら負けな気がする、何に負けるかは分からないけどぉ！






貴女「………リリア先輩ーっ！！///」




リリア「ハッハッ…主はやはりそう凄んでも愛いらしいな、よしよし」







貴女「頭をナデナデしないで下さい…！縮んじゃう！！//」







リリア「おっと…あまりに愛いらしくてついな、許せAよ




ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるが良い………あやつ、拗ねていなければ良いが……」








漸く私の顔から手を離してディアソムニア寮の新入生達を率いてこの部屋から出ていった





リリア先輩に続いてどんどん皆部屋から出ていき、とうとう私と新入生と学園長だけになった






………リリア先輩、なんであんなにスキンシップが過多なんですか…？！他の生徒にはあんなに触ったりしないのに





うぅ………リリア先輩、優しいけどやっぱり苦手！！







貴女「んあぁ！ムカつく〜！！」





ユウ「あ、あはは……;;;」






クロウリー「……さて、ユウさん



大変残念な事ですが貴方にはこの学園から出ていってもらわねばなりません






魔法を持たない者をこの学園へ入学させる訳にはいかない



心配ありません、闇の鏡が直ぐに故郷へ送り返してくれるでしょう







さぁ扉の中へ、強く故郷のことを念じて……」








貴女「大丈夫大丈夫…瞬きして目を開けた瞬間にはきっと君の故郷、だから……」






ユウ「うっうん……」





クロウリー「さぁ闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」









闇の鏡「………………………」






返事がない、新入生にも何の変化が見られない








クロウリー「ご、ゴホン……もう一度




闇の鏡よ！この者を…………」





闇の鏡「どこにもない………」









クロウリー「え？」



貴女「？」





今、この鏡………なんて言った……………？







闇の鏡「この者のあるべき場所はこの世界の何処にもない…………





無である」





また、無………






ユウ「………そっそんな…！」





クロウリー「何ですって？そんなこと有り得ない！あぁもう今日は有り得ないのオンパレードです！」




闇の鏡「…………………」







クロウリー「私が学園長になってからこんな事初めてでどうしたらいいか……」









この学園長、一体何歳なんだろ………

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