【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ18)

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17話~ワープ(仮)の原理~ ページ18

貴女「…………そうだ、なら学園長

一応今まで私が管理していたあの寮に住まわせてはどうですー？」

ユウ「？」

クロウリー「それはいいですね！

学園内には今は使われてない建物があります、昔は寮として使われていた建物なので掃除すれば寝泊まり位は出来るはずです

そこであればしばらく宿として貸し出して差し上げましょう！

その間に貴方が元いた場所に帰れる方法を探るのです

あぁなんて優しいんでしょう、私
教育者の鑑ですね」

貴女「……学園長～？ホントの教育者の鑑なら自分でそんなこと言わないと思いまぁす

それと、新入生の調べ物終わったしそろそろ帰ってもいいですかぁ？もう眠くて眠くて……」

クロウリー「確かに、Aさんには頑張ってもらいましたしそろそろ時間も押している

Aさん、話はまた後日します

では」

貴女「はぁい………あっおやすみぃ新入生」

学園長に許可を貰い一足先に図書館から出て寮に向かう

あっそういえば水蝶、既に寮に一匹送ってたんだった……

忘れてた忘れてた

貴女「【蝶の書斎(マリポッサ・エスクトーリオ)】」

今度は中庭で空間に穴を開けて大図書館に移動する

あぁ…やっぱりこの空間……本に包まれるこの密室の空間

好き……うん、大好き

この魔法が私のユニーク魔法で良かったぁ

っと、それよりも

自分のユニーク魔法の空間に惚れ惚れするのはいいけど早く寮に戻らないと

大図書館のにあるたった一つの出入口の扉を開けて空間から出る

するとあらびっくり

中庭に居たはずなのに場所はすっかりオクタヴィネル寮の談話室でした～

水蝶のいる所なら大図書館の空間は何処にでも繋がる

これがワープもどきのタネね

目の前にいる二匹の空間の出入口地点の代わりをする水蝶を回収する

貴女「ふぁ……ふ…………」

ソファに座って欠伸をひとつする

うんうん、オクタヴィネル寮の談話室は大図書館の次に落ち着く～

ホッと一息つくと私の後ろから手が伸びて目の前の机に紅茶ぎ入ったティーカップが置かれる

ジェイド「夜遅くまでお疲れ様です、A」

貴女「……ジェイド先輩……疲れましたぁ」

隣に座ったジェイド先輩の腰に抱き着いてお腹に顔を埋める

ジェイド「こんな遅くまでいったい何を？」