【ヒプマイ】保護歴五年の子兎の特に普通な筈の日常譚

11話~7月7日は旧暦七夕~ ページ12

入間銃兎side








ったく………左馬刻のやつAに無駄な心配させやがって








理鶯「A、熱の方はもう大丈夫か…？」




貴女「大丈夫です！もう治りましたよ」




理鶯「ならば良かった…Aにbirthday present持って来た為、食べ終わってでいいから開けてくれ


あと、こっちは見舞いの品であるゼリーだ」






そう言って理鶯は静かにプレゼントが入った紙袋とゼリーの入ったコンビニ袋を机に置いた



Aと理鶯だけがこのメンバーで良心ですよ……





左馬刻「ケーキもあるが、一応病み上がりだ



明日食べろよ」






左馬刻はそう言って勝手に人の家の冷蔵庫を開けてケーキを中に入れた



人の家の冷蔵庫勝手に開けるなんて…いったいどういう神経してるんだ…？






貴女「…………有栖川君、お誕生日おめでとう」




帝統「！おぅ！Aもおめでとうだな！！」





………食べ終わりましたか、なら理鶯が持って来たゼリーをデザートで食べましょうかね






銃兎「A、ゼリー食べて良いですよ



食器片付けてきます」






貴女「わぁい、あっソーダゼリー」




理鶯「Aはアイスが好きだと聞いて、代わりにソーダ味を買ってきた」



貴女「ありがとう理鶯！」





理鶯「あと笹と短冊も持って来た


今日は旧暦七夕というのだろう？折角だしやってみたいと思って……どうだろうか？」





貴女「やろう、りおーしたいならやろう！七夕！ね！有栖川君！」




帝統「そうッスね！！やろーぜ！！」







銃兎「ちょっと？家主無視して話進めないでくれません？別にいいですけど」





皿を洗いながら話を聞いていると家主の私を無視して次々に話が進んでいく



ま、別に構いませんけどね






左馬刻「良いのかよ」





銃兎「Aが楽しいのであれば、それと七夕は元よりやるつもりだったので」




左馬刻「…………親バカ」




銃兎「何とでも言いなさい、その言葉は褒め言葉です」



左馬刻「うっわ………改めてお前の過保護気持ち悪ぃって思ったわ」




銃兎「あっそれはちょっと傷ついた」




左馬刻「んでだよっ！未だにお前のその加減分かんねぇわ」





ハッ！なんとでも言っておけ！！俺がAを思う気持ちは多分…と言うか絶対誰にもまけないじしんがあるからな！




あの私のフェロモン改良版見たいな大阪の教師や新宿の医者よりも絶対！！

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